2009年11月2日(月)
●早起き
 今回は成田発9:40と早い便を使うため早起き。
無事に朝早く起きて荷物の確認を終えて出発!まずは最寄り駅へと向かう。

いつもなら、新宿か渋谷へ出るのだが、乗り換えが遠くて朝食を食べられる場所が無いので今回は吉祥寺を利用する。吉祥寺なら乗り換えも楽な上、駅周辺に朝食を取れるお店も何件かある。
井の頭線で吉祥寺へ向かう。

吉祥寺駅近くの「早い」「安い」「うまい」で有名な某牛丼チェーン店で朝定食を食べ、乗車券を購入してからホームへ向かう。

吉祥寺駅到着 JR線に乗り換え

●成田エクスプレス
 吉祥寺から成田空港へ鉄道を使って一番楽に行く方法は成田エクスプレスに乗ることだろう。
しかも吉祥寺に停まる成田エクスプレス3号は10月から新型車輌に切り替わったばかり。
来年になれば車輌の置き換えが進み、いつでも乗れる様になるが、やっぱり新しモノ好きな性格としては、新型は押さえておかないと(笑)

成田エクスプレスを待ちます 乗車券と特急券

成田エクスプレスは予定通り新型で到着。
新型らしくピカピカの車輌だ。

乗車駅 → 下車駅 列車名 行先 列車番号
吉祥寺06:19→空港第2ビル07:52 成田エクスプレス3号 成田空港 2003M


今どきの車輌らしく車内放送は日本語、英語以外に中、韓が加わり四ヶ国語になっている。
また液晶モニタが数箇所に設置されていて、こちらも四ヶ国語で案内表示されている。

日本の列車で中国語放送をしている場所は今まで中国や台湾に近い九州新幹線しか知らなかったが、東京でも聞けるようになったんですねぇ。時代が変わったなぁと実感。

着席すると、座席もふっくらしていて乗り心地良好♪
これは良い!
そのまま夢の世界へ出発進行(笑)

気が付くと列車は気が付いたら佐倉を過ぎていて空港近くを走行中。
空港近くになると出発便のフライト情報が表示される。
さすが新型NEX!

列車は定刻通りに空港第2ビルに到着。
離陸まで2時間ないので、チェックイン窓口へ急いで向かう。

車内の様子 フライト情報も表示
新型NEX(先頭車) 側面のデザインは従来型を踏襲

●搭乗
 第2ターミナルに到着すると目の前にチャイナエアラインのチェックインカウンタを見つける。
しかし、いきなり大行列。窓口の人が少ないのか!?
列に並んで暫く待つ。中々前に進まないが徐々に列が進んで行き、自分の番がやってくる。

早速パスポートを見せてチェックイン。
座席は窓側をリクエストし、リクエスト通り窓際の座席がAssignされる。

今回はカバンを一つに纏めたが、なんと重量制限7kgと厳しい!
重さを量ったら10kg!カバンを一つに纏めた折角の努力が水の泡。
リュックを取り出し、その場で荷物を2つに分けて預ける。

空港到着後の荷物の回収は、時間のロスに繋がるが、やむなし。

そして手荷物検査、出国審査を済ませる。
どちらも混雑している。

指定された81番搭乗口へ向かう。

出発空港 → 到着空港 航空会社 便名
成田空港09:40→桃園國際機場12:40 チャイナエアライン CI107

81番搭乗口 CI107機材

●台湾へ!
 久々のチャイナエアライン、利用するのは今回で2回目。
機材はエアバス社のA330-300で各座席にはディスプレイが設置されている。

機内食は2つから選べるが、残念ながら1つは品切れ。強制的にかき揚げご飯になった。
なんとも和風なメニューだ(笑)

キャセイ航空と同じく、機内食で温かいパンが出るのが嬉しい。

安全のしおり 和風な機内食

空港は第1ターミナルに到着。
しかし、手荷物の返却が第2ターミナルで行われるらしく、空港内のシャトル列車で第2ターミナルへ移動。 このシャトル列車、10回目の台湾旅行にして初めて乗車。

定員数が少なく、中々列車に乗る事ができない。2本見送り3本目で乗る事ができた。 と言っても、今回は手荷物を受け取らないといけないので、そんなに急いでも意味が無いのだが。

第2ターミナルに到着後、入国審査、そして手荷物を受け取り、制限エリアを出る。

高知上空を行く

●SIM Cardのチャージ
 制限エリアを出た後、いつもなら両替するのだが、前回の残りがあるので、両替せずに出発ロビーへ向かう。 出発ロビーと言ってもリコンファームは不要。向かった先は携帯ショップ。
プリペイド携帯電話(SIM Card)を購入する。

今まで携帯ショップに向かうと、何故か係員が外出中、という事が多かったが、今回は窓口に係員もいる。早速、購入手続きを行おう。

実は前回旅行時(2009年GW)に使用したSIM Cardを持っているのだが、利用期限が10月末で終了している。 一応、念の為見せて、既に使えないので新しいSIM Cardが欲しいと伝えて古いSIM Cardを渡す。

すると、チャージすれば使えるとのこと。

使えるなら今のSIM Cardにチャージしよう!
と言う事で、今回は600元チャージして貰う。

これで気兼ねなく電話できる!

●いきなり南下!
 台湾の携帯電話が使えるようになったので、空港を出発!
まずは、いつもの様に台灣高鐵(以下、「台湾新幹線」と記す)の桃園車站へ向かう。
切符売場で「高鐵桃園まで一枚!」と中国語で言って乗車券を購入。

来たバスは観光バスタイプのハイデッカー車。
僅か30元(90円)で3列シートのバスに乗れるなんて、日本じゃありえない。
高鐵桃園車站まで20分間の旅を楽しむ。

705系統のバスに乗車 高鐵桃園站。駅前はMRTの建設中

駅の中へ入りましょう

高鐵桃園車站到着後、時刻表を確認。
行先は台北ではなく嘉義!初日からいきなり南下!

台湾新幹線、日中の時間帯は30分おきで走っているが、時刻表を見ると丁度行ったばかりであった。タイミングが宜しくないが、こればかりは仕方ない。

次の列車は30分後。時間がたっぷりあるので、余裕を持って乗車券を購入。 次の便の空席はあり。しかも双色優惠(二色キャンペーン)の藍色が適用され15%の割引。
ちなみにもう一色である橙色が適用されると35%割引。(2009年11月現在、橙色の適用列車は早朝便と夜便のみ)

新幹線乗車券

駅の改札口の横では日本人ツアーの方々が待機している。
添乗員さんが、新幹線の乗車案内している模様。
どうやら乗る便は同じ左營行き。

新幹線の座席について説明しているが、添乗員さん、それ間違ってるよ!
一応名誉の為、他の添乗員さんがすぐに訂正していたという事実を付け加えておく。


時間が近づいてきたのでホームに向かい、台湾新幹線に乗車。
ホームで列車を待っていると、我々が乗る列車より6分早く台北を出発している便が桃園を高速で通過する。 通過列車は通過用のトンネルが別途あるので車両は見えないものの轟音が聞こえる。

乗車駅 → 下車駅 列車名 行先 列車番号 運賃
高鐵桃園14:28→高鐵嘉義15:30 台灣高鐵 左營 447 780元

定刻通りに列車が到着。
今回の座席は8号車3A、3人掛け座席の窓際である。

さて、改札内に入りましょう ホームで列車を待ちます
自由席が4両から2両になり、
週末(金~日)は全車指定席。
最高速度は300km/h
ただ今、299km/hで走行中!


列車は順調に進むと思ったが、台中到着前に減速。のろのろ運転になってしまう。
理由は放送も無かったので不明だが、前の便が詰まったのだろうか?

その後、回復運転を行って頑張るものの、嘉義にて5分遅れて到着。

嘉義車站に到着

ホームにて 出口へ向かいます

駅構内の様子 高鐵嘉義站 駅舎

●嘉義BRT
 駅を降りるとタクシーの客引きがお出迎え。駅を降りる乗客に片っ端から声を掛けている。

台湾新幹線の嘉義車站は嘉義の中心部から離れているが、市街地へ向かうバスの便がある。
このバス路線はBRT(Bus Rapid Transit)を名乗り、途中、バス専用レーンを走行することで、バスの弱点である速達性と定時性が補われている。また、20分間隔で運転されているので、それ程待たずに乗る事ができる。

嘉義BRT
※台鐵嘉義站で撮影


このバス、台湾新幹線利用者は乗らない手はない!
なんと、台湾新幹線利用者は無料!(台湾新幹線の無料シャトルバス扱いとなる)
これは有難い!!

屋根付きの立派な停留所が駅前にあり、行先も書かれているので間違える事はなさそう。
嘉義市内方面は「往嘉義」(嘉義行)と書かれたバス停から乗ればよい。

バス停に向かおうとするとバスが到着。
逃すと20分待つので、そのまま乗車。私は新幹線利用者なので運賃は無料。

バス到着。乗りましょう!

乗車 → 下車 系統 行先 運賃
高鐵嘉義站→台鐵嘉義站後站 嘉義BRT 嘉義公園 新幹線利用者は無料

BRTで使用されているバスはVOLVO社製のノンステップバス、途中のバス停は屋根付きのBRT専用のバス停になっている。 尚、バス専用レーンが道路の中心部にある為、バス停も道路の中心に設置されている。
(日本だと広島などの路面電車の電停と同じ感じ)

BRTは嘉義市内までの道中を快走!
台鐵嘉義車站に近づくとバス専用レーンが終わり、普通のレーンを走行。
下車鈴を押して台鐵嘉義車站で下車する。

BRTは立派なバス停になっているが、台鐵嘉義車站の最寄りのバス停は屋根が無く普通の台湾仕様のバス停。 街の中心部で専用レーンや専用バス停を設置するのは難しいのだろう。 BRTだと、そのような所を柔軟に対応できるのがメリット。

BRTに乗車 専用レーンを走行中!

●ホテル探し
 今日の目的地、嘉義に着いたので早速ホテルを探す。
BRTのバス停は台鐵嘉義車站の裏側に位置しているため、まずは跨線橋を渡って駅正面へ向かう。

跨線橋へ向かいましょう

工事が行われていて跨線橋への最短ルートが通行止めになっていて、道に迷うものの無事に跨線橋を渡る事ができた。

ホテルは駅周辺にあるので、ガイドブックで良さそうな所を見つけて行ってみる。 駅から徒歩3分位の場所、街の中心部なので便利そう。

早速ホテルに入りロビーで空室確認。
「ある」との事なので、1泊当たりの値段を確認。

すると、880元が提示されたので、価格交渉。
と言っても、時刻は既に夕方5時前だったので、無理せず、すぐに妥結できそうな800元を提案。 OKだったので、ここで2泊する事にする。

2泊朝食付きで1600元、まあ悪くない値段だ。

部屋に到着してバッグを置く。
さすがに疲れたー!

跨線橋を渡る 跨線橋より撮影

ホテルに到着

部屋に到着

●市内散策
 落ち着いた所で夕食を兼ねて街へ繰り出す。
駅周辺を適当に散歩する。暫く歩くと踏み切りを発見。阿里山鐵路の線路である。
線路を見ると見事に錆びている。どうやら運転されていないらしい。

踏切を発見 阿里山鐵路の線路

嘉義を2泊した後、阿里山方面へ行くという案も考えているので、散歩ついでに阿里山鐵路の北門車站へ向かう。

以前の北門車站は跡形も無くなっており、ホテルっぽい建物が建設されている。 通行もできないので、駅の入口は反対側へ移ったのかな?と思い、そちらへ向かう。

まもなく北門車站 すっかり様子が変わった北門車站

予想が的中し、以前は保存されているだけの旧北門驛が駅として利用されている。 しかし、入口は固く閉ざされており、時刻表に1枚の張り紙が貼られている。

日本語に訳すと以下の様な事が書かれている。

「台風の影響で線路設備が損傷した為、現在運転を休止しています。旅客の皆様にはご不便をお掛けしますがご了承ください。」

なんと運休!
これで阿里山方面へ行くという案は見事に廃案。
自動的に他の案へ移る事になった。

北門車站 構内 北門車站 駅舎

北門車站 時刻表 運休のお知らせ

北門車站 駅前通り

●夕食
 北門車站まで歩いた所で散策を終え、夕食へ行く事にする。
向かった先は、嘉義で有名な鶏飯屋「噴水鶏肉飯」、店の名前の通り、近くに噴水付きのロータリーがあります。

ヘルメット屋を通るスクーター 夜間に行われる台湾のごみ収集

噴水鶏肉飯

ここはお店に入って着席すると、何も言わず、問答無用で鶏肉飯(40元)を持ってきてくれます。
なので「鶏肉飯」の読み方が判らなくても安心!
確実に食べる事ができます(笑)

で、鶏肉飯を持ってきた際、店員さんは他に何か注文するか?
と訊いてきます。

折角なので「肉丸湯」(20元)を注文。
日本語に訳すと肉団子スープと言った所でしょうか。

噴水鶏肉飯は以前、阿里山へ行く前に行った事があるが、めちゃめちゃ旨かったので再訪した次第。
味は以前と変わらず絶品!!

早い!(席に着くと同時に持ってきてくれる)
安い!(2009年11月現在、日本円で約120円)
うまい!(食べれば判る!)

の三拍子揃ってます!
QCDを見事に確立しているこのお店、顧客満足度も最高です!

鶏肉飯と肉丸湯 ご馳走様でした!旨かった!

食後、嘉義車站の駅前のコンビニに立ち寄ってビールとつまみを購入。
ホテルの部屋で台湾ビールを頂く。
やっぱり旨い!

台鐵嘉義車站


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