2010年5月4日(水)
●通勤電車を乗り継いで羽田へ
 最寄り駅を出発し、まずは立川へ向かう。

電車で立川から羽田空港へ行くのは結構大変。
都心は朝から人が多く座れない事も多い。都心を避けて川崎経由で行くと、今度はJRと京急の乗換えが不便。駅が違うので歩かなければならない。

歩く距離を抑えつつ、楽に行ける方法を考える。
すると、このようなルートが浮かんだ。

立川→尻手→八丁畷→京急川崎→羽田空港

乗り換えが多く発生するものの、歩く距離もそれ程無く運賃も安い。
品川や川崎で京急に乗り換えると1,020円するが、上記ルートだと940円。
京急との乗換駅を八丁畷にするだけで80円も違う!

何だか裏技を発見した様な嬉しさを感じてしまう(笑)

という訳で、まずは最寄り駅から立川を目指す。
立川で南武線に乗り換え。
当初の予定では6時20分に乗る予定でしたが、1本早いのに乗れそうだ。

南武線ホームへ 南武線ホーム

南武線は混雑も無く快適な空間で立川を出発。
さすがに朝は空いているんだなぁ。と思いつつ、途中駅からポツポツと乗客が乗り込み、いつの間にか座席が全て埋まる。そして、川崎が近くなると立っている人も...

乗車駅 → 下車駅 列車名 行先 列車番号
立川06:06→尻手06:58 各駅停車 川崎 624F

終点、川崎駅の1つ手前の尻手で下車。
乗換駅ではあるが、工場地帯への通勤路線である南武支線。
GW真っ只中に乗り換える人は、多くなく駅は閑散としている。

私たちは、その南武支線に乗車。
立川から羽田空港へ行くのに南武線、南武支線と乗り継ぐ人は果たしてどの位いるのだろうか(笑)

南武支線は2両編成の短い編成。
さすがに連休真っ只中なので車内は閑散としている。

南武支線で一駅乗車し、八丁畷で下車。

乗車駅 → 下車駅 列車名 行先 列車番号
尻手07:04→八丁畷07:06 各駅停車 浜川崎 702H

尻手で下車 南武支線に乗り換え


 八丁畷は京急との乗換駅。南武線から京急へ乗り継ぐ場合、京急の優等列車が停まる川崎を利用する方が殆どだと思いますが、乗り継ぐ場合、一旦駅を出て5分以上歩く必要があり結構不便。
今回、このルートにしたのは運賃が安くなる以外に、もう一つ理由があります。

それは、乗換えがとっても楽であること。

八丁畷駅は京急の対向式ホームの跨線橋部分に南武支線のホームがある構造になっており、南武支線から京急へは階段を下りるだけでOK。連絡通路もありません。

立川駅で青梅線から南武線に乗り換えるより楽に乗り換えできます。

駅の構造上、中間改札もありませんが、Suica用の簡易端末が設置されています。
「京急線のりかえ」の青い端末をタッチすると、JR八丁畷駅の出場と京急八丁畷駅の入場が同時に行われます。これは楽!

八丁畷駅到着 京急乗換え用IC Card端末


青い端末にタッチしてから京急線、品川方面のホームへ向かう。
暫く待つと普通 品川行きが入線。

まずは、次の京急川崎へ向かいましょう。

京急川崎で一旦降りて、羽田空港行きの急行を待つ。
同じホーム発なので、一旦降りて10分後に発車する列車に乗りだけでOK。

暫く待つと羽田空港行きの急行が入線。

各駅で京急川崎まで 羽田空港行き入線


●工事中の路線を行く
 先頭車に乗り羽田空港を目指す。
京急川崎出発後、すぐに多摩川を渡り再び東京へ入る。
かつては六郷土手を過ぎると高架線を下りて地上区間に入るが、ここから先は新線区間に切り替わっていた。久々の京急、景色が変わっていて驚く。

雑色駅から京急蒲田までピカピカの高架線を進む。

乗車駅 → 下車駅 列車名 行先 列車番号
八丁畷07:10→京急川崎07:12 普通 品川 527
京急川崎07:22→羽田空港07:38 急行 羽田空港 633D~京急蒲田732D

京急川崎出発 工事区間突入

上り勾配を進む 雑色駅通過

京急蒲田場内を進む 京急蒲田到着


 京急蒲田からは進行方向を変えて羽田空港まで進む。
という訳で、従って今まで先頭だった車両は最後尾となる。

運転士が列車を降り、暫くすると車掌が乗り込んでくる。すぐに出発。
電車はすぐに空港線に入り第一京浜を跨ぐ。
今まで急カーブの踏み切りを渡っていたが、高架になってから初めて渡る。

第一京浜を跨いだ後、上り線に転線。何だろう?と思ったが理由はすぐに判明。
次の糀谷駅、仮設ホームが下り線上にあるのです。
土地の確保も難しい中、列車の運行を行いながらの立体交差工事。
路線以外に駅ホームの動線確保も必要です。

列車を止めて工事すれば手っ取り早いですが重要な空港アクセス線、そんな事は許されません。列車を走らせつつ、高架化を実現する為に神業的な運用がされています。

糀谷を出ると地上区間に下り、下り線に転線すると工事区間終了。
あとは下り線を進み、新しく出来た羽田空港国際線ターミナル駅を通り、羽田空港国内線ターミナル駅に到着。

京急蒲田発車 第一京浜を渡る

糀谷駅 工事区間終了

羽田空港駅 ターミナル到着


国内線ターミナル到着後、早速、予約した航空券を発券しましょう。
問題なく発券された後、手荷物検査場を通って搭乗口へと向かう。

イミグレーションが無い国内線、やっぱり楽ですねぇ(^^

搭乗口付近の待合室で朝食タイム。
空港内の食事は高級なので、今回は持ち込み。
妻お手製のサンドイッチを頂きつつ搭乗開始を待ちます。

手前の飛行機に搭乗 搭乗しました


●ルール変更!?
 以前は、搭乗すると携帯OFF、電子機器類禁止の放送を何度も聞いていた機内。
携帯電話や電子機器類を使っている所を発見すると、すぐに注意されたのが今回は無い。
何だか様子が違う。

機内放送によると扉が閉まるまでは携帯電話、電子機器類の使用が認められるとのこと。
どうやらルールが変わった様である。
かなり前であるが、米国の航空会社に乗った時と同じルールになったという印象。

携帯電話や電子機器が航空機システムに影響を及ぼす事は十分に承知している。
しかしながら、航空機が止まっている状態から禁止するのは過剰反応では?
昔から強くと感じていた。

飛行機が動いていないのに、ここまで禁止するのは科学的根拠があるのか?と。
その証拠に、ここまで過剰に反応するのは日本の航空会社以外に見た事が無かった。

ココに来てようやくルールが改められたようだ。
やはり過剰反応と思う人が多かったのだろうか。

これで以前の様に空港の様子が撮影できます(笑)

出発空港 → 到着空港 航空会社 便名
羽田09:00→福岡10:45 ANA ANA245

機内の様子 機材はB777-200


離陸後、ドリンクサービスが始まるが以前の様に種類は選べなくなっている。
選べるのは水、お茶、アップルジュースのみ。
それ以外の飲料水やコーヒー類は全て有料。

今回は特典航空券で無料で乗せて頂いている身。
なのでコメントは省略(笑)

ドリンクサービス 山岳地帯を飛ぶ

福岡空港到着 地下鉄に乗り換え


●博多駅へ
 福岡空港に到着後、博多駅へ向かいましょう。
福岡は空港から街の中心部へのアクセスがとても良い!

地下鉄で2駅というのは本当に便利です。
さらにSuicaも使える!と言うのは首都圏に住んでいる人にとっては大阪、名古屋以上に便利さを実感できます。

と言いつつ私は「よかねっとカード」を使いますが(笑)

乗車駅 → 下車駅 列車名 行先 列車番号
福岡空港11:06→博多11:12 普通 姪浜 149

姪浜行きに乗車 福岡地下鉄

よかネットカード使用 混雑する博多駅


●移動も旅行の楽しみのひとつ
 博多駅に着くと、とんでもない混雑に驚く。こんな混雑、博多では見たことの無い。
それもその筈。今日は博多どんたくの開催日なのである。

しかし、今回の旅行は博多に泊まって、どんたくを...という計画にはなっていない。
お昼過ぎに新幹線で目的地、鹿児島で向かう事になっている。

だったら最初から鹿児島まで飛行機で行った方が安い上に早いのでは、と突っ込みを頂きそうですが、旅の楽しみは移動中にもあります。という訳で、今回は3月に全通したばかりの九州新幹線で車窓を楽しみながら行く事にした次第。

と言っても九州新幹線を博多から鹿児島中央まで2名で利用の運賃は決して安くありません。
少しでも安く済ませる様に工夫してみました。

利用した乗車券は

「九州ネット早特」

乗車日の3日前までに予約をすると適用される運賃で、鹿児島中央まで8,500円。
通常運賃はもちろん、「九州新幹線2枚きっぷ」よりも安くなります。
JR九州のサービスの為、乗車券類の受け取りはJR九州の駅に限られますが、今回は博多駅から乗車する為問題なし。
事前に予約を済ませておきました。

まずは券売機で予約した乗車券の発券をしましょう。
この手のシステムはJR東日本の「えきねっと」を普段使っているので個人的に慣れてます。
同じ要領で発券して乗車券、特急券をGET!!

乗車券 特急券


●どんたく開催中!!
 発券を済ませたら、新幹線ホームへ...
と、ここまで列車ありきの露骨な行程は組んでません(笑)

ささやかな抵抗として、1時間程ですが、博多どんたくを見学する時間を用意しています。
折角博多に降り立ったのですから、すぐに列車に乗ってしまっては勿体無い。
一応、観光旅行ですし(笑)

と言っても、博多どんたくの各会場を回って見学と言う程の時間は取っていません。
という訳で博多駅を出て駅前通り会場を見学する事にしました。

博多駅を出ると、凄い人手!
博多駅前って、こんなに人が多かったっけ?と疑うような多さ。
さすが全国区の祭り、人の多さが違います。

歩くのも大変です。

駅前通り 多くの人で混雑


と言っても、見ないで駅に戻ったら後悔しそうなので頑張って行きましょう!
大混雑の駅前と抜けて駅前通り沿いの会場へ。

人の流れに乗りつつ会場へと向かいます。

会場は更に多くの見物客で賑わっていて見るだけでも大変!
それでも頑張って見ることに。

「博多どんたく」は多くのグループがパフォーマンスを披露するイベント。
私が見た時間帯はAKBの様なグループがいたり、バンドを使ったパフォーマンスを行っていました。

パンフレットや看板にも書かれている通り
「福岡市民の祭り」

駅前通り会場を見て感じた事は「市民による大掛かりなパフォーマンス大会」。
市民で楽しんでいたイベントがいつの間にか全国に知れ渡る様になったと言った印象を受けました。
以前、訪れた富山県の「おわら風の盆」と同じ印象でしょうか。

と言っても「博多どんたく」は他にも会場があり、そちらは別の印象を受けるかもしれません。
次回訪問時は別会場も見たいと思います。

博多駅は大混雑 駅前通り

どんたくの様子 博多駅 駅舎


という訳であまりの人の多さで疲れてしまい、早々に引き上げます。
短時間でも一応見る事ができたので良しとしましょう。

少し時間が空いたので駅で食事をしたいが、さすがに、そこまでの時間は無いので、駅弁を購入して昼食は車内で食べる事にする。
今回は2人なので、お互い別々の弁当を購入してシェアすることに。
2人で行くと、より多くの味が楽しめますね。

少し迷いながらも無事に弁当購入。
新幹線改札口へ向かいましょう。

改札口は多くの人でごった返している。
さすがGW、日本全国何処へ行っても人が多いのは仕方ない。

電光掲示板


改札口を通りホームへ向かいましょう。
ホームも大勢の人でごった返しているが改札口ほどではない。
今回乗る「さくら549号」は2本目、1本目の博多南線を見送ります。

さくら号乗車位置で暫く待ちましょう。
博多駅、今までは「のぞみ」「ひかり」「こだま」の3つでしたが、九州新幹線開通で一気に倍増。
「みずほ」「さくら」、そして「つばめ」と6種類の列車が行き来します。

東北新幹線の東京駅状態になってきました(汗)

「さくら549号」は定刻通り入線、ぴかぴかの車輌でやってきました。

改札を通りましょう ホームに上がりました

乗車の列車は2本目 さくら号乗車位置で待つ

「さくら」入線 行先表示


「さくら号」の指定席は2+2の4列シート。
東海道新幹線や東北新幹線と比べると座席がゆったりしています。

連休中という事もあり、座席は殆どが埋まっている。
と言っても、ゆったりした座席なので満席で窮屈さは感じない。

ゆったりとした座席に妻もご満悦。
妻曰く、長時間でもOKとのこと。良かった良かった。

普通車でも十分快適な「さくら号」、グリーン車はどんな席何でしょうか。
気になるところです。

列車に乗り込むと、すぐに発車。鹿児島中央へ向けて出発!

乗車駅 → 下車駅 列車名 行先 列車番号
博多12:41→鹿児島中央14:09 さくら549号 鹿児島中央 549A

発車後暫くすると博多南線の引込み線と分岐して本線を進む。
これより先、新規乗車区間。

初めて眺める景色を楽しみましょう。

車内の様子 流れ行く車窓を楽しむ


景色を楽しみつつ、博多駅で購入した駅弁を頂きましょう!
今回は「かしわ飯弁当」を購入。750円也。

うん、美味しい!

かしわ飯弁当 いただきまーす!


今回乗車した「さくら549号」は速達タイプで、途中停車駅は久留米、熊本、川内のみ。
新鳥栖、筑後船小屋、新大牟田と順当に駅を通過していく。

熊本駅で多くの乗客が下車する。
乗車率は50%程度でしょうか、空席が目立ち始める。

熊本出発後暫くすると速度を落とし、新八代駅通過!
今年の3月に新規開業した区間はここまで、これより先は既存区間を進む。
私的には、この時点で九州新幹線全線完乗。残る区間は東北新幹線の八戸~新青森!

川内を出るとラストスパート!
僅か13分で終点、鹿児島中央駅に到着。は、速過ぎる!

鹿児島中央駅の駅名板、九州新幹線開通のCM撮影時の写真が貼られていました。
九州人の温かさや人情、そして一体感がにじみ出たCM。
とても感動したのを覚えています。

CMは関東で放送されていませんが、Youtubeで公開されており、いつでも見る事ができます。

鹿児島中央駅到着 その先は行き止まり

鹿児島中央駅 改札口の様子


【参考】九州新幹線 開業CM


●今回の宿へ
 鹿児島中央駅に着いたところで、まずは今回滞在するホテルへ向かいましょう。
チェックインは午後4時からですが、清算を済ませ、さらに荷物を預けて貰います。
今回のホテルは「東横イン 鹿児島中央西口」

西口から徒歩3分程と、とても便利な立地条件。
清潔な部屋と朝食無料、そしてリーズナブルな料金。

ローカルなホテルで残念な対応にあった事は何度もありますが、その多くは地元経営のホテル。
それが楽しいという方も多くいらっしゃると思いますが、私的には安定した品質のホテルチェーンがお気に入り。

鹿児島中央駅の西口を出すると、すぐに目的地に到着。
当初の目論見どおり、清算を済ませて荷物を預け、市内散策へ出発!

今回の宿、東横インに到着


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