8月12日(日)
●気になる天気は?
 朝起きると、昨日激しく振っていた雨は止んでいる!まだ雲は多く油断できないが、今 日は思う存分観光できそうである! まずは朝食!という事で、昨日お世話になった1階のレストランへ移動する。レストラン で昨日のCheckin時に貰った食券を差し出す。朝食はバイキング方式で、お皿を取って好 きな食材をChoiceする。

本日の朝食 最後はデザート!

●延泊手続
 今日、北京へ向かうという予定が見事に崩れた為、今日も青島で宿泊する必要がある。 この宿に不満が無いし、宿を探すのも面倒なので延泊する事にする。朝食後、フロントへ 行き宿の延泊を申し出る。
 すると、我々の部屋は今日空いておらず、別の部屋になる上、料金は高くなる事が判明。 さすがに高くなるのは勘弁という事で交渉を行なう。その結果、部屋は変わるものの昨日 と同じ料金で泊れる事になった。また、今日の部屋はベッドが2つあるとのこと。我々と してはSuite Roomより単なるTwin Roomの方が都合が良い。
 また、部屋は今から20分後に清掃が完了する為、すぐに利用可能らしい。延泊料金を支 払った上、部屋に戻り、暫く部屋でテレビを見ながら待っていると係りの人がやってくる。 新しい部屋に移動し、部屋の鍵(Card key, 房卡)を交換する。これで今日の部屋の確保 が完了!

●行動開始!
 まずは、O氏が買いたい物があるという事で、宿から徒歩10分の場所にあるジャスコへ 向かう。店の看板、店内共に日本のジャスコまんまである。

雨は降っていない 新市街は高層ビルが建ち並ぶ
ジャスコ到着 日本のジャスコと変わりません

 買い物後は宿から近い青島の観光地である五四広場へ行く。ジャスコ前からは多くの系 統のバスが出ている。そこからバスに乗りって向かう。最も、ジャスコから五四広場まで は歩いていける距離だが、殆どのバスの運賃は1元(約16円)、ケチる必要もあるまい。 五四広場にはあっと言う間に到着。

バスで五四広場へ

 青島を東西に走る大通り「香港中路」から海辺まで広い公園が続いており、 その先に独特の形をしたオブジェが目印である。そこが五四広場である。また、 青島は2008年のオリンピック競技があるらしく、「オリンピックまであと○○日」という 大きな看板もある。
ちなみに中国語で「オリンピック」は
「奥林匹克运动会(オリンピック運動会)」、略して「奥运会」、「奥运」
と言います。

北京オリンピックのマーク 海岸へ向かって公園が続く

オリンピックまであと362日

五四广场(五四広場) 五四広場付近はビルが建ち並ぶ
五四広場付近は大勢の観光客が 海まで来ました。風が強い!

●北京までの手配
 今回の旅行は青島の他、もう一箇所、北京を回る予定である。しかし、例のごとく成田 発の往復航空券と1泊目の宿しか手配していない。すなわち青島~北京の交通手段は自分 で手配しなければならない。しかし、列車については、昨日の「没有攻撃」により手段が 断たれてしまった。
 残る手段はバスか飛行機となる。青島から北京までは800km以上あり、バス移動は現実 的では無い。中国には寝台バスなるものがあるが、まだ中国に慣れていない我々が利用す るのは厳しいだろう。バスが駄目なら残る手段は飛行機に絞られる。と言う訳で旅行会社 へと向かう。幸いにして青島には日本語が通じる旅行会社があるらしい。

 ガイドブックを頼りに五四広場付近のバス停からバスに乗り日本語が通じる旅行会社へ と向かう。目的の旅行会社は「海天大酒店」という大きなホテルに入っている為、とても 判りやすい。バスの車窓からホテルを確認し、最寄のバス停で下車する。

海天大酒店

宿の2階に旅行会社の日本部門のOfficeを発見し、中に入る。

「你好!」
「你们会说日语吗?」(あなた達は日本語話せますか?)

と訊いてみると、話せるようである。
早速、青島から北京までの航空券の手配をお願いする。
 また、北京から青島までの列車の手配が可能かを確認するとOKとのこと。これは有り難 い!

一通りの手配内容を確認した後、宿の1階にある発券窓口へ移動して手配を行なう。

 この窓口で列車と航空券の発券が行なえる様である。
まずは、北京までの航空券を押さえる。ただ、明日(8/13)は夕方以降の便しか空席がな く、北京市内到着は確実に夜になってしまう。旅行会社の担当者に、ここで北京の宿を確 保できる事を確認した後に発券してもらう。

 次に帰りの行程の手配である。ここは、列車の手配をお願いする。
特快(特急列車)、动车(高速列車)共に見てもらうが、4日後の列車であるのにも関わ らず、全然空席が無い!!恐るべし中国铁路!!!
 鉄道が駄目なら航空機しかない。帰りの航空券の手配もお願いする。

 北京往復の手配完了後は再び2階の旅行会社のOfficeに戻り、今度は宿を手配してもらう。 その後、宿手配に関する手数料を支払い手続完了。旅行会社担当者が親身になって相談して くれ、とても満足であった。

●両替
 北京往復分の航空券を購入した為、予想以上に旅費が掛かってしまった。昨日、両替し たばっかりなのに、もう資金不足である(涙)
旅行会社の人に付近に銀行がある事を確認し、その場所へ向かう。

尚、北京までの鉄道と飛行機の片道運賃を比較すると

鉄道 :326元(特急列車の一等寝台、または高速列車の一等座席)
飛行機:810元(空港税、燃油Surchargeを含む)

と、約2.5倍である。資金が不足する訳だ。銀行で両替すると手数料が掛かる為、O氏と 一緒に両替する。O氏と合わせて8万円両替して約5,000元を受け取る。100元札50枚、お 金持ちになった気分である(笑)

海天大酒店付近は金融機関が集まっている

●青岛啤酒厂(青島ビール工場)
 青島と言って「ビール」を連想する人は多いと思う。私もその1人で、また青岛啤酒( 青島ビール)がお気に入りの銘柄の一つとなっています。という事で、ビール工場へ行か ない訳にはいきません!青岛啤酒(青島ビール)の工場には博物館が併設されていて見学 可能である。O氏は私が来る前に既に行ってしまったという事であるが、私としても外す 事のできない施設である。了承してもらいバスに乗って向かう。
 ビール博物館は入場料が50元と結構良い値段しますが、展示内容が充実しており楽しめ ます。ビール工場の歴史や歴代の銘柄の展示、ビール作りの工法等が紹介されています。 そして、途中で軽く1杯、最後にビアホールで試飲ができます。尚、最後の試飲は有料で 追加注文もできます。ビール好きにはとても楽しめる施設です。

青島ビール博物館入口 敷地内に入りました
ビール瓶型の噴水がお出迎え さて、展示館へ入りましょう!
まずは青島ビールの歴史を学ぶ 続いて建物を移り製造工程を学ぶ
MiniBARで小休止 Line up等を学んでから
最後はBeer hallで → → 干杯!(乾杯!!!!)

●昼食&ビール
 ビール工場の見学を終えると既に午後2時半!かなり腹も減ったので近くで昼食を採る ことにする。ビール工場付近は屋外席併設のレストランが建ち並んでいる。その中の1店 に入り、昼食とする。
 ビール工場の近くという事もあり、新鮮なビールを飲む事ができる。ついついビールを 頼みすぎてしまう(笑)
 朝は曇りだった空は、いつの間にか晴れており、屋外で飲むのは心地よい。しかし、 調子になって飲みすぎた...

レストランが建ち並ぶ 晴れてきました!
我々も食事としましょう ビールが旨い!!

●再び桟橋へ
 食後、昨日行く事を断念した栈桥(桟橋)へ向かう事にする。レストラン近くのバス停 から桟橋へ行くトロリーバスがある事が判り、それに乗車。しかし、乗車方向を間違えて しまい、すぐに終点に到着。再びバスに乗り直して桟橋を目指す。
トロリーバスの写真を撮ってからバスに乗ると、運転手に

「何で写真を撮るの?」

と質問されてしまう(笑)中国ではPopularな乗り物であるトロリーバス。しかし、日本 ではとても珍しい。その旨を説明したら、納得して貰えたようだ。

トロリーバス 車内の様子
旧市街へ入ってきました 路地を進む

 そして桟橋にて下車。ビールを飲み過ぎた為かトイレが近い。桟橋付近に公衆トイレを 見つけ、事なきを得る。気を取り直して桟橋へと向かうと、なんと、波が高くて通行止め になっているではないか(涙)
今日は晴れているのだが、昨日の嵐の影響が残っているのか、風が強く、また波も高い。 またしても見れない!

桟橋が見えてきました 人通りが殆ど無いと思ったら...

なんと通行止め!!(涙)

●旧市街を歩く
 桟橋は旧市街の中にあり、旧市街はドイツの租借時代の面影が残っている。青島天主教 堂等の教会も残っており、ドイツに似た風景を見る事ができる。青島天主教堂は見学も可 能だが、到着時には既に見学時間が終了していた、あと30分早ければ見れたのだが。うー ん、ついてない。
 次に海沿いを歩きつつ青島の海岸沿いに続く街並みを見て歩く。街並みがとても美しく 心が和む。

海沿いは大勢の観光客 青島天主教堂への坂道
海に浮かぶ街並み 軍艦が停泊
海岸から海を望む(その1) 海岸から海を望む(その2)

●ビール祭りへ!
 青島の街並みを歩いていると夕方になり、日も暮れ始める。しかも、天気は晴れ!  という訳で今日こそはビール祭りに参加する事にする。最寄のバス停に向かい、「青岛 国际啤酒节(青島国際ビール祭)」会場へ向かう。ビール祭りの会場へ向かうバスには ビール祭会場を経由する旨の表示がされている。この表示があるバスに乗れば良いので、 とても判りやすい。
 バス停で暫く待ち、ビール祭会場経由のバスに乗車。バスは近距離1元であるが、ビール 祭会場へは結構距離がある。運転士に「2元!」と言われ、2元を支払う。殆どの乗客 が運転士に突っ込まれ、2元支払っている。
バスは混雑していて殆どの乗客がビール祭会場へ向かう様子である。既に混雑しているバ スだが、さらに乗客が増え、すし詰め状態になる。約30分でビール祭会場に到着する。

バスに乗りビール祭りへ! 会場に到着

●大混雑
 ビール祭会場は既に大混雑!入場券(夜間20元)を購入し中に入ると、そこは人だらけ。 ビール祭会場は世界各地のビールメーカーのブースがあり、ブース内でビールを購入して 飲む仕組みになっている。しかし、どのブースの座席も満席で座る事ができない。 ビール祭りは昨日が初日だが、大雨だった事もあり、今日、訪れた人も多いのだろう。 また、食料は会場内の売店で購入する形になっているが、こちらも大混雑で購入する気が 起きない。
 既に1日中歩き回り疲れている為、ゆっくり飲めそうな場所を探すが全然無い。そして、 ようやく座席を見つけ腰を下ろすことができたが、今度は昼間飲み過ぎた影響で飲む気分 になれない(涙)
 余りの人の多さに疲れてしまい、夕食だけ食べて早々に立ち去る事になる。今回の旅行 中にリベンジする事を誓い、会場を後にする。

ドイツビールのブース 日本のビールのブースも
会場は何処も大混雑! 我々も席に着く
メイン会場からは花火が上がる 会場を後に。

 余り長居していない筈だが、到着した時間が遅かった為、既に夜9時過ぎである。バス の本数が少ない上、人が多い為、満員で中々バスに乗る事ができない。何本かバスを見送 り、ようやくバスに乗り込む。青島では初めての車掌添乗のバスである。乗車後、車掌か ら乗車券を購入して宿を目指す。
 途中、青島在住の日本人の方に話を掛けられる。最初、私を青島在住と思ったらしく、 話が噛み合わない。暫く話してようやく旅行者である事を判って貰う。今後の旅行行程等 を訊かれ、北京へ行き事を話したら、今の時期はとても暑くて大変だという。また、この 時期の万里の長城はとても暑く、無理せずにロープウェイを使った方が良いとアドバイス を頂く。お礼を言って別れる。

●再びジャスコへ
 朝、五四広場へ向かった時に利用したバス停に降り立つ。前述の通り、目の前にジャス コがある。既に夜10時過ぎているが、青島のジャスコは深夜11時まで営業している。 そこで、晩酌用ビールとツマミを購入してから宿に戻る。
 宿にてビール祭会場で飲めなかったビールを飲みつつ、明日の行程を確認する。 明日は当初の目的地である北京へと向かう!

部屋で飲み直し!