2008年8月15日(金)
●空港へ
 ついに帰国する日が来てしまった。昼前には空港へ行かなければならない為、観光する 時間も無い。なので、宿でゆっくりする。7時半頃に宿の小さなレストランで朝食を頂き、 部屋でゆっくりしてから10時前にチェックアウト。歩いてフランクフルト中央駅へ向かう。

好きな食材をChoice! 本日の朝食。頂きます!
部屋のベランダより。静まり返っている 宿をcheck out
歩いて駅まで向かう フランクフルト中央駅到着

 駅の売店で暫く買い物をしてから空港までの乗車券を購入。中央駅から空港まで、所要 時間は10分少々だが、運賃は€3.6!結構高い!

 乗車券購入後、地下ホームへ向かい、空港方面行きの列車に乗車する。フランクフルト 市内の近距離切符は切符自体に時刻が記載されているので刻印は不要。もっとも、刻印し ようにも刻印機(Ticket Canceller)自体が無いので出来ないが(笑)

乗車駅 → 下車駅 系統
Frankfurt(Main)Hbf → Frankfurt(M) Flughafen Regionalbf S-Bahn

駅ホームにて 自動券売機

駅構内の様子 空港までの運賃は€3.6

●出国
 空港の窓口は行きの時点で確認済みなので、窓口へ向かいチェックインする。さすがに 帰りは荷物が多くなっている為、荷物を預ける。
 チェックイン完了後、すぐに出国。行列もなく、あっさりと完了してしまう。続いて搭 乗口へ向かう。搭乗口の入口に手荷物検査場があり、そこを通ると搭乗口に到着。しかし、 搭乗口には売店が全く無い!免税店やレストラン等は手荷物検査場の外にしか無いらしい。 手荷物検査の外には出られるが、外に出てから中に入るためには当然、再度、手荷物検査 を受ける必要がある。

 既にお土産等、必要なものは購入済みだし、お腹もそれ程空いていない。食事について は、飛行機搭乗後に食事も機内食があるので、特に買い物をする必要は無い。
という訳で搭乗口付近の座席に座り、搭乗時間を待つ。そして、搭乗時間がやってきて搭乗 開始。上海へ向け出発!

出発空港 → 到着空港 航空会社 便名
Frankfurt 14:40→上海浦東07:00 中國東方航空 MU0220

E2搭乗口で待つ 飛行機が来ました

 離陸後、約1時間後に飲み物のサービスが始まる。とりあえずビールを!と思いワゴンを 見てみると、行きに無かった青島ビール(青岛啤酒)を発見!すかさず、青島ビールを頂 く!そして、その15分後に機内食(夕食)のサービスが開始。夕食を頂く。

そして、食事が終わり、暫くした所で消灯。ドイツ時間は午後4時過ぎだが、中国時間は 既に夜10時過ぎ。明日の朝7時には上海だ。それでは、お休みなさい...

搭乗しました 離陸を待ちます
離陸しました まずは青島ビール(青岛啤酒)!
機内食(夕食) 深夜、夜食が配られる


2008年8月16日(土)
●お目覚め
 夜中に何度か目が覚めものの、なんとか寝る事ができ、5時過ぎに起きる。飛行機は順 調に飛行している様だ。窓の外も、明るくなっている。そして、6時前に機内食(朝食)の サービスが開始され、7時頃、定刻通り上海に到着する。

 空港到着後、地元に帰ってきた様な気分になり、とても安心する。心の中で、「いやいや、 まだ異国の地だぞ!」という突っ込みをしつつ。それにしても異国の地である筈なのに、 この安心感はなんだろう?(笑)

明け方を飛ぶ 機内食(朝食)
窓には氷の結晶が... まもなく上海到着

●こんなに楽で良いの!?
 2年前、同じ中國東方航空に搭乗して上海で飛行機を乗り継いだ際、一旦入国する必要 があった。その時は入国だけで40分も掛かり、さらに出国はそれ以上の時間が必要で、散 々な目にあっている。これを覚悟していた為、急いで入国審査場へと向かう。

しかし、今回は違っていた。

 まず、入国審査場の手前に乗り継ぎ(Transit)専用窓口があり、ここで関空までの便の Check Inを行なう。そして、搭乗券を受け取った後は、入国審査場ではなく、乗り継ぎ 専用通路を通り、乗り継ぎ用の審査場へ向かう。審査場はガラガラで、すぐに順番が来る。 ここで八角形のスタンプを押される。続いて手荷物検査を受け、通路を進むと搭乗口。

 あれ?こんなに楽で良いの?と一瞬疑ってしまった(笑)前回は空港内で買い物の余裕 など全く無かったのだが、今回は余裕!まずはレストランでビールを頂く。優雅にビール を飲むなんて、前回の乗り継ぎ時には考えられなかった出来事である。

レストランでビールを頂く!

 さらに空港内でゆっくりと買い物を楽しむ。そして、ようやく搭乗時間。関空行きの飛 行機に乗り込む。帰りもバスではなく、搭乗口から飛行機に乗る事ができた。 今回の乗り継ぎは2時間半だが、とても余裕のある乗り継ぎであった。何度も言うが、前 回の乗り継ぎでは考えられない。

出発空港 → 到着空港 航空会社 便名
上海浦東09:30→関西空港12:35 中國東方航空 MU0515

 関空行きのフライト時間は約2時間と、とても短い。離陸後、すぐに機内食、ドリンク サービスとテキパキ作業が進んでいく。そして、あっと言う間に関西空港に到着!

搭乗開始 搭乗しました
機材はA300-600 機内食

●各駅停車の旅
 さて、日本に着いたとは言え、まだ、ここは関西空港。これから東京まで帰宅しなけれ ばならない。入国審査、手荷物受け取り、税関を全て済ませて関西空港駅に着くと、すで に午後1時半頃。これから、どのようにして東京まで帰ろうか検討する。新幹線使わない と帰れないかな?と思っていたら、自宅到着が深夜になるものの、普通列車で帰れる事が 判明。

 翌日も休みという事もあり、今日はゆっくり普通列車で帰る事にする。お盆休みという 事もあり、新幹線も飛行機も大混雑が容易に想像できる!
 関西空港駅で青春18きっぷに日付を入れてもらい、ホームへ向かう。そして関空快速 に乗って再び東京を目指し出発!

乗車駅 → 下車駅 列車名 行先 列車番号
関西空港13:26→大阪14:35 関空快速 京橋 4154M

JR関西空港駅 改札口 関空快速に乗車

●長い残り5%
 関西空港から品川までの所要時間は10時間。これはフランクフルトから上海までのフラ イト時間に匹敵する(笑)
既に距離的には95%の道のりを進み、残り約5%。割合的には殆ど着いたようなものだ。し かし、この5%が遠い! まぁ、飛行機と各駅停車の速度を比較するな!と、突っ込みが入りそうだが(笑)

(参考)
東京から大阪の距離 約500km
関空からフランクフルト(上海経由)の距離 6326Mile(約10,180km)

 大阪で関空快速を降りて東海道線に乗り換え。後はひたすら列車を乗り継ぎつつ、東海 道線を上るだけである。野洲、米原、浜松、静岡と列車を乗り継ぎながら東京を目指す。

大阪から東海道線に乗車

 10時間の長い道のりだが、途中、静岡県に入った所で大学同期のMちゃんと車内で会っ たりして、退屈せずに道中を過ごすことができた。ありがとう!
また、道中後半で携帯電話の電池が切れそうになるが、乗り継ぎ時間が少なく、充電器を 買う余裕が無いので我慢。

 そして、ゆっくりであるが確実に東京に向かい、熱海に到着。熱海からはJR東日本の 区間という事もあり、本当に帰ってきた!という実感が沸いてくる。
そして東京行きに乗車する。小田原で今回の旅に一緒に行ったO氏とお別れ。 本当にお疲れ様でした!

私はさらに東海道本線を上り、品川まで向かう。

乗車駅 → 下車駅 列車名 行先 列車番号
大阪14:45→野洲15:41 新快速 野洲 3260M
野洲15:42→米原16:16 普通 米原 778T
米原16:30→浜松19:08 新快速 浜松 5346F
浜松19:18→静岡20:28 普通 静岡 854M
静岡20:52→熱海22:04 普通 熱海 1474M
熱海22:08→品川23:38 普通 東京 954M

●ただいま~!
 品川で寝過ごす事無く下車して、その後も列車を乗り継ぎ、日付が変わってから自宅に 到着。往復時間が妙に長かったドイツ旅行が無事に終了する!(完)

渋谷駅到着。長かった道中もまもなく終了


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