5月1日(火)
●遅めの出発
 9:30頃にホテルをCheck outして出発。今日の宿は予め押さえていない。韓国旅行中、 1日位は気分で目的地を決め、さらに宿を現地調達する日を設けたいと考えていた。予め 日本で全行程分の宿を押さえようと提案するO氏を説得し、4日目の宿だけ予約を行わな かった。
 事実、かなり日本語が通じる為、何とかなりそうである。O氏と相談しながら今日の目 的地を含めて決めて行く。

ホテルをcheck-out

●またしても失敗!
 まずは、手持ちの現金を補充するべく銀行へ向かう。ホテル付近に韓国系銀行を発見。 そこで現金を引き出す事にする。しかし、窓口はまだ開いておらず、ATMコーナーしか 使えない。昨日、ATMで見事にキャッシュカードを飲み込まれているので躊躇する。
 まずは私と同様、手持ちの現金が少なくなったO氏が試してみる。すると、無事に手続 きが完了。しかし、レシートが出るが現金が出てこない。またかよ~!
 さすがに手続きだけ終えて現金が出てこないのは大変だ。O氏は銀行の係員を呼びに行く。 銀行はまだ開いていないが、幸いにして係員を発見する事ができ、ATMを見てもらう。 そして、ATMから出力されたレシートを見ると、
「エラーが起きている」
との事。特に問題は無さそうだ。

 目の前に係員が居る為、何かあっても大丈夫そうだと判断し、私も挑戦してみる。する と、今度はキャッシュカードを入れても致命エラーにはならず、現金引き出し画面まで行 く。お、上手くいきそう!しかし、現金引き出し処理が中々終了せず、結局、レシートが 2枚出るだけで現金は出なかった。またかよ!
 英語画面でATMを操作したが、出力されたレシートは全てハングル文字で書かれてい る。係員は英語ができるので、ATMから出力されたレシートを見てもらう。すると、
「No money」
との事である。私が使用したのは国際キャッシュカード。日本を発つ前に現金を入金して いる為、現金が入っていない事はありえない。  気になったのでレシートに書かれているハングル文字の解析を行う。幸いにして韓日辞書 が入っている電子辞書を持っている。ハングル文字の入力に戸惑うが、なんとか文字の解析 に成功。すると、以下の様な事が書かれている。

1枚目: 引き出しが保留されています
2枚目: 残高を確認してください

係員が「No money」と言ったのは2枚目を見たからである。しかし、引き出しが保留とい うのは気になる。帰国したらすぐに調べてみよう。

 ※帰国後、残高照会してみると、一旦現金が引出されている事が判明!その後、すぐに 現金が戻されていた為、損害は発生していないが、何故、現金が引出せなかったのが、 とても気になる。

●両替
 銀行で現金を引出す事を諦め、現金を両替する事にする。レートを確認する為、何件か 両替所を確認した後、南大門市場付近の両替所で両替。
 1万円当たりのレートは

 10,000円 → 77,500Won

 となった。初日に日本で両替した時より2,500Wonレートが良い。ここで2万円を両替し、 155,000Wonの現金を手にする。
これで最終日まで大丈夫だろう。

●東大門再び
 再び東大門へ向かう。市場を散策しつつ朝食を採ろうとするが、事前調査不足の為、 イマイチ場所が判らない。東大門市場散策は次回旅行時に譲り、今回は駅前にある大型 ショッピングセンター内のフードコートで朝食を採る事にする。

會賢(Hoehyon, 425) → 東大門(Dongdaemun, 421) 地下鉄4号線
(3桁の数字は地下鉄の駅に振られている番号)

フードコートは色々な店があり、何を食べようか迷う。迷った末、ビビンバを食べる事に する。本場のビビンバ、結構旨い。

東大門 東大門付近の様子
ショッピングセンター付近の様子 >ショッピングセンター1階内部の様子

ショッピングセンター

ビビンバ登場 かき混ぜ完了!頂きま~す!

●ついに300km/h体験
 満足に朝食を食べた後は地下鉄でソウルへと向かう。東大門からソウルへ向かうには地 下鉄4号線の他に1号線も利用可能である。折角なので未乗の1号線で行く事にする。

東大門(Dongdaemun, 128) → ソウル(Dongdaemun, 133) 地下鉄1号線

ソウル驛到着後、窓口で次のKTX乗車券を発券してもらう。次の列車は12:00丁度発である。
ソウル(Seoul)から大田(Daejeon)まで発券してもらう。

乗車駅 → 下車駅 列車種別 行先 列車番号
ソウル12:00 → 大田12:58 KTX 釜山 137

 座席に座り、暫くすると発車。ソウルを出ると徐々に速度が上がっていく。最終的に 300km/hに到達! 一昨日、昨日と微妙に300km/hを下回り、300kmの大台を超える事ができな かったが、ようやく300km運転を体験!
最も一昨日体験した時速295km/hと300km/hでは車窓の流れにそう違いがある訳ではないが(笑)
300km/h運転を体験したのは、ドイツ、台湾に続き3カ国目である。相変わらず日本で300 km運転を体験していない(笑)
いい加減、そろそろ体験しようかな。

東大門驛 駅名板 東大門驛ホーム
ソウル驛旧駅舎 ソウル驛前風景
ソウル驛 現行駅舎 12:00のKTXに乗車
改札口を通ります KTX

300km/h走行中!

●温泉入浴 第2弾!!
 大田驛には午後1時頃に到着。これから大田の温泉「儒城温泉」へと向かう。
 今回の旅の目的は「癒しと食い倒れ」。食事の方は十分に楽しんでいるが、温泉はまだ 1箇所しか訪れていない。癒しを目的にした旅なので、少なくても、あと1箇所は行きた い。儒城温泉は釜山の東萊(トンネ)温泉同様、地下鉄で行く事ができる。しかも、大田 の地下鉄は2006年3月と、最近開業した事もあり新しい。
 さらに、儒城温泉驛に至っては2007年4月17日の延伸時に開業したばかりである。まだ 開業して1ヶ月も経っていない新線である。

 新線の宿命か、列車に乗るまでは地下深くまでエスカレータを下りなければならない。 大田驛より儒城温泉驛までの乗車券を購入。運賃は1100Wonである。乗車券を購入すると トークンが出てくる。このトークン、中にICが埋め込まれていて、入場時はトークンを改 札機タッチして、出場時にトークンを改札機に入れる仕組みである。再利用も容易で良く 考えられたシステムである。
 大田驛より30分足らずで儒城温泉驛に到着。

大田(Daejeon, 104) → 儒城温泉(Yuseong Spa, 116) 地下鉄1号線

KORAIL大田驛 駅舎 地下鉄大田驛 入口

地下鉄大田驛 案内図 とても深い

トークン 表面 トークン 裏面
儒城温泉驛に到着 ホームの様子
レンタサイクル? 地上に出ました

 ガイドブックを見て行く温泉を探す。O氏と相談の結果、今回はYOUSUNG Hotel(ユソンホ テル)の日帰り温泉に決める。小雨の中、歩いて5分で目的地に到着。早速、YOUSUNG Hote lのカウンターで温泉に入りたい事を申し入れると、温泉入口を案内してもらう。温泉入 口は独立した入口になっている。
 温泉入口カウンターで入浴料を支払うとレシートを貰う。中に入ると再びカウンターが あるので、ここでレシートと電子キーを交換する。中は釜山の東萊(トンネ)温泉同様、 日本の健康ランドと変らない。日本の健康ランドと同じ様な感覚で温泉を楽しむ。温泉は 透明な温泉で特に匂いも感じない。
 温泉を楽しんだ後、売店で牛乳を購入。風呂上り、ビールも良いが牛乳も旨い! 休憩後、儒城温泉驛から再び地下鉄に乗って大田驛に戻る。

儒城温泉(Yuseong Spa, 116) → 大田(Daejeon, 104) 地下鉄1号線

儒城温泉驛付近 YOUSUNG Hotel
いざ、大浴場へ!! 入口には温泉が

風呂上りの牛乳は旨い!

●宿探し
 大田(Daejeon)驛でKTXの指定券を発行してもらい、再び南下する。行き先は 東大邱(Dongdaegu)である。大田からKTXで一駅だが、50分弱、133.3kmと結構距離がある。

乗車駅 → 下車駅 列車種別 行先 列車番号
大田16:17 → 東大邱17:04 KTX 東大邱(Dongdaegu) 309

大田驛に戻ってきました ホームで列車を待ちます
KTX入線 KTXからの車窓
東大邱(Dongdaegu)驛到着 東大邱驛 駅舎

 東大邱驛到着後、ガイドブックで宿決める。小雨の中、宿探しを始めるが、最初、宿と は反対の方向へ行ってしまう。10分位歩き、異変に気づき再び駅へ戻る。ようやく道を誤 った事に気が付き、再び宿探し開始。歩き回り、ようやく宿を発見。
しかし、宿の外見を見た瞬間、別の宿に泊まる事にする。

結局、先程の宿のすぐ近くにあったシティホテルに行く。フロントにて英語でやりとり

「今日、部屋ありますか?」
「ありますよ」

 宿探しには時間が掛かったものの、宿を決めてからは、あっさり決まる。宿の現地調達 は問題無さそうである。
 Check-inを行い、宿で暫く休憩する。

●夕食
 Hotelの部屋で夕食を食べる店を決め、いざ出発。行く店は「クムコク サムゲタン」 サムゲタン料理専門店である。東大邱驛より地下鉄に乗り、中央路驛まで行く。

 地下鉄の東大邱驛は賑やかなKORAILと違い閑散としている。東大邱は韓国の動脈「KTX」 が停まる事もあり、交通の要所であるが大邱の中心地ではない。さしずめ、梅田(大阪) 駅と新大阪駅の関係だろう。
 自動券売機で乗車券を購入する。運賃は均一料金で1100Wonである。乗車券を購入する と、大田の地下鉄と同様、トークンが出てくる。

東大邱(Dongdaegu, 135) → 中央路(Jungangno, 131) 地下鉄1号線

さて出掛けましょう 地下鉄 東大邱驛に到着

 中央路驛に着くと、とても賑やかである。この辺りが街の中心地なのだろう。学生の姿 が目立つ。我々の目的地「クムコク サムゲタン」は駅から徒歩5分位の場所にある。詳 細地図もあり、すぐに見つける事ができた。レンガ調の建物で趣がある。中に入り、席に 通される。とても、おしゃれな店である。デートとしても使う事ができそうだ。店内は満 席で大勢の客で賑わっている。人気店なのは間違いなさそう。
 早速、サムゲタンを注文しようとするが、メニューがハングルしかない。店員に英語の メニューが無いかを確認すると、無いとのこと。サムゲタン専門店なので、サムゲタンで 通じるだろうと判断。

「サムゲタン ジュセヨ」(サムゲタン下さい)

と言ってみる。お、通じたようだ。もちろん、同時にビールも注文。
 すぐにビールとキムチ等の小菜が置かれる。まずは乾杯!! ビール飲みながらサムゲタン を待つ。暫くするとサムゲタン登場!
ぐつぐつして、黙々と湯気が出ている。写真を撮ると、すぐにレンズが曇ってしまう。

では、いただきます!

ん、旨っ!!!! めちゃめちゃ旨い!!

鶏が、まるまる入っていて出汁が半端無く旨いのである。勿論、鶏自身も最高である。
とても熱いので時間を掛けて完食。
大邱を訪れたら、是非行きたい店である。本当にお薦めである。

「クムコクサムゲタン」早速中へ!

カクテキを食べながら待ちます サムゲタン登場 湯気でレンズが曇る!
ようやく落ち着いてきました ご馳走様でした。本当に旨かったです

●最後の夜
 サムゲタンを大満足で食べた後は、街を歩きつつホテルに戻る。大邱の街を歩くと、何 となく、とある日本の街に似ている。昨日訪れた水原の街が八王子なら、大邱は...
そう!町田である。

大邱の街並み(その1) 大邱の街並み(その2)

中央路(Jungangno, 131) → 東大邱(Dongdaegu, 135) 地下鉄1号線

 地下鉄で東大邱まで戻る。まず、KORAILの東大邱驛へ行き、明日の指定券を発券しても らう。明日は帰国日で、釜山へ向かう必要がある。明日、乗車時に満席なんて言われたら 大変だ。今日中に押さえてしまう。
 次に夜食を買いにロッテリアへ。日本には無い「キムチバーガー」を購入する。そして、 コンビニでビールを購入してからホテルに戻る。
 そして、2次会開始! 早速、今日の戦利品、キムチバーガーを食べる。お、結構いけ るじゃん! そして、飲みなおしてから就寝。

地下鉄で東大邱へ戻る

東大邱へは安心方面へ乗れば安心(寒) KORAIL 東大邱驛
本日の戦利品 いただきま~す!


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