2009年12月27日(日)
●普通列車の旅
 早朝に起床し、まずは最寄の駅へ向かう。
電車に乗って空港を目指すのは、いつもの海外旅行と同じだが、今回は空港が違う。

目指す空港は中部国際空港(セントレア)。しかも、ここから韓国へ行く訳ではなく福岡を目指す。
これには諸事情があり... と言っても単に羽田発の航空券が取れなかっただけですが(笑)

最寄り駅近くで朝食を購入後、京王線に乗って渋谷を目指す。
O氏とは中部国際空港で待ち合わせになっているので、各々で好きなルートで向かう。

渋谷駅で青春18きっぷのスタンプを入れて貰い、山手線で品川へ向かう。

乗車駅 → 下車駅 列車名 行先 列車番号
渋谷05:09→品川05:22 普通 山手線 452G(大崎から552G)

渋谷駅到着 渋谷から青春18きっぷ利用開始

品川からは、ひたすら東海道線の旅。
静岡までの普通列車は特急の車輌が使われているので、とても快適。
まずは事前に購入した朝食を頂く。

その後は睡眠不足を補う。おやすみなさい。
途中、沼津駅で東京に上京中の大学同期のMちゃんが乗り込んできたりサプライズがあったりしながら列車は静岡へ向かう。

乗車駅 → 下車駅 列車名 行先 列車番号
品川05:29→静岡08:43 普通 静岡 321M

静岡行き入線 右手に富士山を眺める


静岡からは苦行の旅。

静岡から接続する列車は通勤電車。しかも、かなりの混雑。
先ほどまで特急型の車輌に乗っていたのでなお更辛く感じる。

一本見送ろうとか思ったが、次の便まで20分以上待つので、このまま乗車。

1時間強の苦行の後、浜松到着。
到着時に失敗に気づく。次の豊橋行きの列車は始発ではない!

後日、時刻表で確認すると掛川始発!つまり先ほどの列車を掛川で降りて並んでいれば座れた訳である。
今回は国内旅行で無いので時刻表を持参していなかったが、こういう時に時刻表の有り難味を感じる。ネット検索では、ここまで気が付かない。

そして、豊橋行きの列車が入線。当然、既に多くの乗客が乗っている。
車輌は先ほど同様、通勤電車。

苦行、再び!と言いたい所だが、実は浜松から豊橋までは30分強なので、あまり苦にならない。
浜名湖周辺の景色の良い所を走るので立っていても飽きる事が無い。

そして豊橋駅に到着。

乗車駅 → 下車駅 列車名 行先 列車番号
静岡08:47→浜松09:59 普通 浜松 741M
浜松10:09→豊橋10:43 普通 豊橋 933M


豊橋からは快適な転換クロスシート車輌。
静岡、浜松から乗車した列車と外見上は同じなのだが、座席が全然異なる。
同じ車種でもここまで違うとは...

静岡で浜松行きに乗り換え


乗車駅 → 下車駅 列車名 行先 列車番号
豊橋10:55→名古屋11:43 特別快速 大垣 5119F

約50分で名古屋に到着。
中部国際空港は手前の金山駅で名鉄線に乗り換えだが、海外用の変換プラグを買いたかったので名古屋に来た次第。駅前のビックカメラで無事購入。

名古屋に到着! 名古屋駅(太閤口)

●昼食
 買い物の用事を済ませるとお昼時。
何処で昼食を食べようか考える。最初、みそかつの老舗「矢場とん」の本店へ行って食事をしようと考えたが、O氏の待ち合わせを考えると、昼食にそこまで時間を掛けられない。

という訳で、名駅(めいえき、名古屋駅の略称)地下街のエスカに向かう。
エスカにも「矢場とん」があるので、お手軽に老舗の名品を楽しめる。

しかし、「矢場とん」の店の前には長い行列。
さすがに長時間待つのは辛いので断念。さすがお昼時。

「矢場とん」前には長い列

という訳で、もう一つの名古屋名物、味噌煮込みうどんの「山本屋本店」へ向かう。
こちらは行列も無く、すぐに入る事ができました。

ここは味噌煮込みうどんは勿論、添え物として付いてくるお漬物も美味しい。
うどんの値段としては少々高価だが、料理の味、質、そして上質な接客が心地よく、満足度が高い。

昼食を頂いた後は、いざ空港へ!

山本屋本店 お漬物。さっぱりして美味しい
味噌煮込みうどん ごちそうさまでした!

●空港へ
 さて、中部国際空港へ行きましょう。そのまま名鉄線に乗るのが便利だが、エスカから名鉄名古屋駅までは結構歩く。なので、その手前のJRの改札口から東海道線に乗って金山まで向かう。金山駅はJRと名鉄が隣接しているので乗換えが容易。

また、このルートは歩く距離が少ない以外にもうひとつメリットがある。
名古屋から名鉄に乗ると850円掛かるのに対して金山からは790円。今日は青春18きっぷを使っている為、JR線に乗る分には別途運賃が掛からない。つまり、運賃も安くなるのである。

東海道線のホームへ行くと、すぐに列車が到着。
新快速なので金山まで一駅かと思いきや、場外馬券売り場のある尾頭橋に臨時停車。
そうか、今日は有馬記念か。

競馬開催で臨時停車あるなんて京王線のようだ。

乗車駅 → 下車駅 列車名 行先 列車番号
名古屋12:43→金山12:46 新快速 豊橋 2328F

金山駅で名鉄に乗り換え。

金山駅到着 金山駅構内

電光掲示板を見ると、すぐに全車特別車の「ミュースカイ」が発車する事が判明。
しかし、座席指定券「μチケット」を買っていると間に合わなそうだったので断念。
素直に次の便の「特急」で向かう。

790円区間の乗車券を購入しホームへ。

乗車駅 → 下車駅 列車名 行先 列車番号 運賃
金山13:05→中部国際空港13:36 特急(一部特別車) 中部国際空港 330 790円

何本か別方向の列車を見送り、中部国際空港(セントレア)行きの特急に乗車。
約30分で空港に到着。

名鉄金山駅 何本か見送ります
中部国際空港行き入線! 空港駅に到着

●待ち合わせ
 空港到着後、O氏と連絡を取り待ち合わせの相談。
O氏も空港に向かっている最中だったので、改札口で待ち合わせる事になった。

そして無事に合流。
ちなみにO氏は、「あさぎり1号」の最前列の展望席でロマンス気分を堪能し、沼津から普通列車と名鉄で来たとのこと。まだまだ韓国に着いてませんが、存分に旅行を堪能されてます。

改札口で待ち合わせ


無事に合流できたので、まずはチェックインしましょう。
今回、特典航空券として、中部国際空港発19時05分のANA235便を発券しているが、前の便に振り替えができないかを窓口で確認。案内係の人に「厳しいと思う」と言われてしまうが、窓口で端末を叩いて貰うまでは判らない。

窓口で前の便への振り替えを確認すると、16時の便は座席が無いが、17時の便なら空席があるとのこと!
窓際席は満席との事だったが、予定より2時間前の便へ振り替えできるのであれば全然OK!

早い便への振り替えが成功しチェックインを完了。
現在時刻は14時半、出発まで2時間半は空港内で過ごすとしよう。

チェックインカウンター到着

●銭湯レア
 中部国際空港(セントレア)には銭湯があります。空港でもシャワー室なら結構見かけますが銭湯は中々お目にかかれません。とりあえず行ってみましょう。

入浴料は1,000円で時間制限無し、貸しタオル付き(フェイスタオルとバスタオル)。
浴室内にシャンプー、ボディーソープもあるので手ぶらで楽しめます。

また、展望デッキもあり、裸のまま飛行機を見る事ができます。
(勿論、外から見えないような工夫がされてます)

湯船からも飛び立つ飛行機を眺める事ができ、シンプルな銭湯ながら楽しめます。
早めに空港に来てひとっ風呂、もしくは旅行帰りに風呂に入ってから帰宅なんて出来ます。
空港に銭湯、中々良いかもしれません。

空港内銭湯 「風(フー)の湯」

●福岡へ
 思わず長風呂を楽しんでしまい時刻は16時20分。
そろそろ搭乗口へ向かいましょう。ブーブーゲート(手荷物検査場)を通過し搭乗口へ。

時刻は夕方、夕日が美しい!

搭乗口へ向かいましょう 搭乗口より夕日を眺める


機材はB737-800、B737と言うと1968年から運行開始したクラシックな飛行機を連想してしまうが、こちらはANAでは2008年6月から運行開始された新型機。

収納式の液晶画面やスカイマップが微妙にAirBus社の機材を思い出してしまうのは多分気のせいだろう。
満員の乗客を乗せB737-800は福岡へ向けテイクオフ!

出発空港 → 到着空港 航空会社 便名
中部国際空港17:00→福岡空港18:25 ANA ANA229

搭乗口に到着 機材

機材はB737-800

機内の様子 スカイマップ

●ホテルへ
 福岡空港到着後、ホテルへと向かう。
今回のホテルは博多駅前。まずは地下鉄乗り場へ向かいましょう。

福岡は空港から中心部へのアクセスがとても楽なので嬉しい。
なんせ地下鉄で僅か5分。こんなに便利な空港、日本では他に見当たらない。

地下鉄に乗りましょう

地下鉄は福岡の共通乗車券「よかネットカード」が利用可能。
ちなみに、2010年3月13日から福岡地下鉄、西鉄、JR九州(福岡エリア)でSuicaが使える様になります。

関東在住の人にとっては、よかネットカードを買わなくても、いつものSuicaがそのまま使えます。 日本のIC乗車券事情、本当に良くなったものです。

乗車駅 → 下車駅 列車名 行先 列車番号
福岡空港18:54→博多18:59 普通 姪浜 395

博多駅到着後、駅前のホテルへ向かう。
地下道の出口から出てすぐなので、とても楽!

福岡地下鉄

●夕食
 折角の博多、韓国旅行への前夜祭として、ちょっと豪勢に行く事にした。
ホテルのカウンタでお勧めのお店を訊くと、近くに博多名物、水たきのお店があるとのこと。

地図を貰い、そこへ向かう。

外に出ようとすると、なんと雨!
基本的に旅行に傘は持って行かないので、このままでは出かけられない(笑)

しかし、ここはホテル。
フロントに傘を貸して欲しい旨を言うと、快く貸して頂きました!
ありがとう!

気を取り直して、向かった先は、水たき料亭「博多 華味鳥(はなみどり)」

博多 華味鳥(はなみどり)


店内に入ると、予約の有無を尋ねられる。

もしかして、予約が無いと駄目か!?
と半分、諦めかけたが、丁度、お客さんが出る所で、準備が出来次第OKとのこと。
これは運が良い!

暫く待つと席へ通される。華味鳥水たき(2,800円/1人)と焼酎を注文。

着席 前菜


まずは本格焼酎で乾杯!
そして、水たき到着!!!

調理は店員さんが行って頂けるので、確実に美味しい水たきを頂く事ができます。

水たき到着!!! 調理は店員さんにおまかせ♪


スープや鳥、本当に美味しい!
お酒も進みます!

そして最後に雑炊。とても満足な食事でした!

お酒や一品料理を結構注文してしまい、ホテル代より高い夕食になってしう(汗)
と、言っても食事の内容はとても満足なので問題ありません!

たまには、このような食事も良いだろう。

今日に引き続き明日も早朝の出発。
ホテルに戻った後は早々に就寝。おやすみなさい!

鶏肉、本当に旨い! 別途、焼き明太を注文
〆は雑炊 ごちそうさまでした!


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