1月6日(金)
●早起き
 Wさんが本日10時の便で帰国する為、7時頃に宿をCheck outする。宿泊した宿は朝食付 きであるが、7時からの為、やむを得ず放棄。台北捷運(MRT)で台北車站へ行き、そ こから國光客運の空港行きバス乗り場へ向かう。
 バス停にて1月2日よりお世話になったWさんとお別れの挨拶をし、空港行きのバスを 見送る。これから帰国までは1人で行動することになる。

●朝から宿探し
 そのまま行動すると荷物が重いので荷物を預けたい。特に1月4日に宜蘭で購入した土 産類を持ち歩いて観光するのは辛い。その中には日本酒の瓶も入っており、さすがに、こ れを持ち歩いて観光はしたくない(笑)
 幸いにして、台北車站にはコインロッカーがあり、そこに預けるという事もできるが、 その後、宿を探す事になるので、今、宿を探してcheck inするまで預かって貰う事にする。  今日は台北車站の隣の駅である西門付近で宿を探す事にする。西門で朝食を済ませ、適 当に宿を見つけて交渉開始。

「今日、部屋空いてますか?」
「ありますよ」

さすがに朝の8時半!1発目の宿にて余裕で決まる。
値段も800元強と悪くない。但し、今すぐcheck inすると追加料金300元が発生するとのこ と。その事は見越しているので、

「12時過ぎに戻ってきてCheck inします」
と言い、後で戻って来ることを意思表示する。さらに

「今、お金を払って良いですか?」
と言い、代金も支払い、部屋を確実にKeepしておく事にする。
そして、当初の目論見通りカウンターに荷物を預けてもらい、最後に割り当てられる部屋 番号を教えて貰ってから外出する。

●故宮博物院へ
 今日は終日台北を観光する事にする。そして、これから台北観光のお約束!である故宮 博物院へ向かう。
今回、6回目の台湾旅行であるが、実は故宮博物院を訪れるのは初めてである(笑)
西門より台北捷運(MRT)に乗り

西門→(小南門線)→中正紀念堂→(淡水線)→士林

 と移動する。士林へは西門より板南線で台北車站を経由した方が近いが、ラッシュ時間 の混雑した台北車站は通りたくない。中正紀念堂車站はとても広いし乗り換えも楽なので、 多少遠回りだが、朝夕の混雑時は、お勧めのルートである。
 士林車站から故宮博物院へはバスを使う。駅前より故宮博物院方面行きのバスが数系統 出ており、アクセスは比較的楽である。故宮行きのバスに乗り込む。バス内に電光掲示板 が備え付けられており、降りる停留所が判る様になっている。これなら、台湾初心者でも 安心である。

中正紀念堂車站 士林車站到着
列車を見送る 士林車站入口

故宮博物院の案内 故宮博物院行きのバス路線図

故宮行きのバス 故宮到着

 終点、故宮博物院に到着すると、広い通路があり奥の方に故宮博物院が建っている。広っ!! なんて広い敷地なのだろうと驚く。さらに日本人団体客が多い事にも驚く。今まで日本人 が少ないエリアを中心に旅をしていた事もあり、台湾の街中で、ここまで多くの日本人を 見かけるのは初めてである。台湾は日本人にとって人気観光地という事を改めて認識する。
 広い通路の奥にあるのが故宮博物院。入口は人でごったがえているが、何故か入場券売 り場は閑散としている。理由はすぐに判った。殆どが団体客なのである。
 故宮入口から故宮博物院までの道も広いが建物内も広い!古代から現代まで時代別に部 屋で分けられていて、ずらりと展示物が飾ってある。微細まで細かい彫刻を施された置物 など見所はとても多い。と、同時に、あまりの人の多さに疲れる。団体客の案内役が日本 語で解説しているシーンを何度も見かけ、一瞬、日本の博物館に居る錯覚さえ覚えてしま う。
 頑張って一通りの展示を見終え建物を出ると、さらに「展示エリア2」への案内図が... もうお腹一杯!という事で、そのままスルーして一旦宿へ戻ることにする。既に12時を回 っている。

故宮入口 故宮博物院
故宮博物院より見下ろす 故宮にて

●宿へ戻る
 故宮博物院よりバスに乗って宿に戻る。バスの路線を見ると西門車站まで直通で行く事 が判明!台北車站で乗り換える手間を考え、そのまま乗車する事にする。台北車站のちょ い先で下車して、散歩しつつ宿に戻る。
 宿に到着後、部屋番号を言うと、何事も無かった様に鍵を渡してくれる。既にCheck in 手続きは済んでいると認識されているらしい(笑)
預けていた荷物を受け取り部屋へ戻り少々休憩する。しかし、そのまま休憩すると寝そう だったので、踏ん切りを付けて再度出発。

●昼食
 今度は台北の電気街へ向かう。以前、1度訪れているが、夕方以降であったため、ゆっ くり見られなかった事もあり、2度目の訪問となる。まずは腹が減ってきたので西門車站付 近で昼食を採る。適当に店を選び、人気のありそうな店に入る。
 麺にするか、飯にするか迷った挙句、両方注文する事にする。小姐を呼び、魯肉飯と麺料 理を注文。日本で言うラーメン+ライスみたいな組み合わせである(笑)人が多く入って いる店だけあり、味も良い!満足な昼食であった。

本日の昼食

●電気街へ
 食後、電気街へ向かう。台北捷運(MRT)板南線に乗り忠孝新生車站で下車。そこか ら5分程歩いた場所に電気街がある。
しかし、電気街の要である「光華商場」の姿は跡形も無くなっていた。どうやら建て替え を行っている様で別の場所でプレハブ小屋にて仮営業している。仮営業とは言え活気は変 らない! 暫く光華商場を始め、電気街を散策する。
 また、電気街近くの空き地では農産物の特産品の特売が行われていて、興味は電気街より そちらに移る(笑)
 色々な地域の特産品が販売されていて結構良い感じであるが、これ以上荷物が増えるのも 困り者なので雰囲気を楽しむに留めておく。

光華商場の案内

路地を通ると → → 光華商場の仮店舗到着
リニューアル後の予想図 新光華商場の方は健在
電気街 電気屋が並ぶ
物産展が開催されていました 農産物の即売会
物産展の様子 食材が並ぶ

●最後に一風呂!
 電気街を散策した後、時刻は夕方になりつつあったので一風呂浴びる事にする。本来な らば台北市内北部の淡水にて夕日を眺めたいのだが、今日は残念ながら時折小雨も降る天 気で夕日は望めそうも無い(涙)
 景色は楽しめないが、温泉は楽しめる!という事で台北市内北部にある本格的な温泉 「新北投温泉」へ向かう。忠孝新生車站より再び台北捷運(MRT)に乗車し、台北車站、 北投車站で乗り換えて新北投車站まで行く。北投より新北投までは台北捷運 淡水線の支 線で、3両編成の短い電車が走っている。その車両の片方は中間車を無理やり先頭車にし た車両が走っていたが、いつの間にか新車に置き換わっていた。新車と言っても外見は区 別が出来ない程、一緒であるが(笑)

北投車站到着 広々とした北投車站ホーム
新北投へ! 北投~新北投間の列車
本線系列と座席配列が異なる 優先席が色分けされている

新北投車站到着

 今回入った温泉は新北投車站より5分程の「瀧乃湯温泉」である。途中、あの有名旅館 「加賀屋」の建設予定地を発見。まだ更地でオープンまでは時間が掛かりそうだが、完成 したら是非行ってみたい。「瀧乃湯温泉」は加賀屋建設予定地の少し先にある。
 入口で入浴料90元を支払い中に入る。入口で

「水着は不要」

と日本語で言われる。という事は日式温泉である。これは嬉しい!
浴場に入ると、日本の秘湯を思わせる浴場である。ひなびた木造建築の浴場で雰囲気がと ても良い。しかし、夕方なのか、相当混雑している。浴室内の一角が脱衣所になっており、 コインロッカー等の設備は無い。混雑時、貴重品の管理は注意が必要である。
 早速着替えて湯船に入る。ちなみに湯船は2つあり、それぞれ温度が違う。熱い方は相 当熱く、中々入れない。その為、殆どの人がぬるい方の湯船に浸かる為、さらに混雑に拍 車が掛かっている状況である。
 私もぬる湯の方に浸かる。湯船に入っていても、浴室内が混雑している為、脱衣所に置 いてある荷物の確認は必要である。空いている時間帯に行ければ、さぞかし気持ちよいだ ろう。
 湯船に使っていると、隣の人は日本人の方だったので、暫しの雑談。私と同様、荷物の 管理には気を使っているらしく、お互い、脱衣所の荷物を確認しながら雑談する。荷物の 管理には気を使うが、お湯自体は良い。とても気持ちが良い!

あの「加賀屋」が台北に!? 瀧乃湯温泉
「瀧乃湯温泉」前の風景 温泉を出ると日が暮れていた

●夜市で買い物
 風呂上りは着替えをしたくなるが、観光途中なので着替えを持っていない。ていうか、 今日は宿に戻っても着替えが無い(涙)
 今回の台湾旅行は天気に恵まれていなく、宿で洗濯しても洗濯物の乾きが非常に悪い。 元々、荷物を少なくする為、着替えは最小限しか持って行かない。つまり、洗濯物が乾か ないという事は着られる服が少なくなる。そして、ついに明日着る服が無い状況に陥って しまう。これでは、さすがに困るので、今日の夕食を兼ねて士林夜市へ向かう。そこへ行 けば夕食、着替えの買い物共に済ませる事ができる。新北投より台北捷運(MRT)に乗 り、劍潭車站で下車する。まずは着替えを購入する。
 服の購入の為、一通り夜市を回り、店の目星を付けてから買い物をする。夜市の楽しさ は価格交渉!まずは数値目標を定め、店員に話しかけて交渉開始!

「これ幾ら?」

から始めて、相手が

「この値段で持って行って良いよ」

と言わせるのが勝負!こちらは今日着替える服が掛かっているので真剣勝負である(笑) 値段が予め決まっている事が多く、価格交渉の余地も少ない地域に住んでいる私にとって は、楽しい買い物である。
 一通りの着替えを調達できた後は腹ごしらえとする。
 今日の夕食は臭豆腐にチャレンジ!繁盛しているっぽい麻辣臭豆腐の店を見つけ、そこ で夕食を食べる事にする。結構旨い!
食後、台北捷運(MRT)に乗車し、宿のある西門へ戻るさすがに臭豆腐だけでは足りな いので、西門の有名店である「阿宗麺線」へ行き、麺料理を食べる。ここのメニューは1 種類しかなく、選択肢は量のみ(普通と大盛の2種類がある)とシンプルなもの。
 行列に並ぶ。店員は巧みの速さで調理し、出している為、意外と列はスムーズに流れる。 私の順番が来て、注文するとすぐに完成。座席は無いので店の周りで立って食べる事にな る。旨い!!台湾B級グルメ。これは止められない。
 食事に満足した後、宿の隣にあるスーパーで酒を買い、部屋で少し飲んでから就寝。明 日はついに帰国日である。

士林夜市(その1) 士林夜市(その2)
麻辣臭豆腐 ご馳走様でした
西門へ戻ってきました フルーツを売る屋台。色が鮮やか!


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