2008年4月28日(月)
●雨!
 朝起きて、天気を確認。すると、外は雨模様。台湾に終日滞在できるのは今日と明日。 2日共台北市内に滞在するのは面白くないので、1日は地方へ出かけたい。食事でもしな がら考えるか、とまずは宿内にあるレストランへ。今回の宿は朝食付きのプランなので朝 食の心配は無い。
 食事をしながら検討した結果、地方へ出かけるのは明日にして、今日は台北市内を観光 する事にする。

本日の朝食 最後にコーヒー

●行動開始!
 まずは最寄り駅である西門車站へ向かう。西門車站より台北捷運(MRT)に乗り、台北車 站で下車する。

西門車站で列車を待つ 列車が来ました


乗車 → 下車 系統 行先
西門車站→台北車站 台北車站 昆陽

まずは、明日のお出かけ用の乗車券を購入する。
無事、希望通りの列車の座席を取得でき、これで明日の行程も確定!

台灣高鐵 窓口 台灣高鐵 自動券売機

 さらに売店で今日の市内観光用にバス路線図も購入。台北市内観光の準備もOK
まずは忠烈祠へ向かう。忠烈祠は台北捷運で直接行く事はできず、圓山車站からバスに乗 る必要がある。ならば、最初からバスに乗った方が楽な上、安く行く事ができる。
 という事で台北車站から直接行けないかバス路線図を確認。すると、台北車站から直接 行ける系統がある事が判明!早速、忠烈祠へ行く系統のバス停を探す。バス停を駅の目の 前に発見!

台北車站前のバス停で暫く待つ


乗車 → 下車 系統 行先
台北車站(重慶)→忠烈祠 287系統 東湖站

 暫く待つとバスが到着。大勢が下車し、乗車は僅か。車内はガラガラ。あまり乗らない のか?と思ったら、その後、台北車站付近を一周し、徐々に客を拾う。そして、最後に再 び台北車站(忠孝)に戻って大勢の乗客が乗ってくる。どうやら乗るバス停を間違ったか !?(笑)
 その後、バスは遠回りする事なく、忠烈祠方向へ向かう。

●忠烈祠
 忠烈祠は戦争で亡くなった方を祭っている場所。台湾でも神聖な場所で、衛兵が常時見 張りをしている。
 神聖な場所である為、脱帽が基本。看板でも注意が書かれている上、帽子をかぶっている 人に対し、係員も注意している。それでも日本からのツアー客で帽子をかぶったままの人 を見かけたが、ここはルールを守るべきである。また、ツアーの場合、ガイドの人は予め 観光客に対し注意を促し、ルールを守らせる必要があると思う。
 忠烈祠では衛兵の交代シーンを見学。しとしとと雨が降る中、交代式は執り行われた。

「忠烈祠」バス停 忠烈祠入口「大門樓」
大殿へ向かう 大殿入口
大殿を守る衛兵 衛兵の交代式

●昼食
 そろそろお昼なので、食事とする。このまま観光してしまうと昼食を抜きかねない。ガ イドブックで食事処を探す。久々の台湾、まずは牛肉麺を頂く事にする。今回は永康街近 くにある牛肉麺専門店「老張牛肉麺店」で頂く事にする。
まずはバスで圓山車站へ向かい、圓山車站で台北捷運に乗り換える。台大醫院車站まで向 かう。

乗車 → 下車 系統 行先
忠烈祠→捷運圓山站 紅2系統 捷運圓山站
圓山車站→台大醫院車站 台北捷運 新店

バスに乗りました 圓山車站到着
豪華な作りの圓山車站 圓山車站入口
台北捷運で台大醫院へ向かう 台大醫院でバスに乗り換え

 そして、台大醫院から再びバスに乗車。先程購入したバス路線図を確認した結果、目的 地へ行くルートは00系統、20系統等がある。先に来たバスに乗る事にする。 来たバスは00東系統。

乗車 → 下車 系統 行先
台大醫院→信義永康街口 00東系統 内湖站

 今回は牛肉麺の老舗「老張牛肉麺店」へ行く。場所は信義路、有名な点心料理店「鼎泰 豐」が近くにある。食事時という事もあり、鼎泰豐前は長い行列で大賑わい。すぐに食べ るのは難しそう。

信義路から歩いて数分。目的の牛肉麺専門店「 老張牛肉麺店 」に到着。
今回は辛い「辣味牛肉麺(大)」(170元也)を注文。老舗の牛肉麺だけあって旨いっ!

バス通り「信義路」 永康街へ入る
「老張牛肉麺店」到着 辣味牛肉麺!旨っ!

●雨が止んだ!
 食欲を満たした後は、早速行動再開!先程まで降っていた雨も止んでいる!これで、心 置きなく行動できる。
 次に向かうのは温泉。露天風呂に浸かり疲れを癒す!
まずは駅に戻ろう。バスに乗り、台大醫院車站へ向かう。台大醫院車站で台北捷運に 乗り換えて石牌車站まで向かう。
乗車 → 下車 系統 行先
信義路→捷運台大醫院站 22系統 台北車站
台大醫院車站→石牌車站 台北捷運 北投

台大醫院 台大醫院車站入口
車内の様子 石牌車站到着 改札を出ます

 石牌車站を出てから「行義路3」へ行くバス停を探す。案内地図などを頼りに探して 着いたバス停は「綜合市場」、路線図によると石牌車站の次のバス停らしい。
早速、列に並んでバスを待つ。

 私が待ってるバス停の隣に大勢の人が並んでいる。しかし、ここは路線バスのバス停で は無い。何だろうと、暫く観察していると、どうやら病院への無料送迎バスの停留所らし い。バスは頻繁に来るが、マイクロバスで定員が少なく、1回の便でとても乗り切れる人 数では無い。そして、この状況に目をつけたのか、無料送迎バスに並ぶ人達に向かって、 タクシーの運転手が懸命に客引きをしている。そう、乗り合い乗車を薦めているのである。 運賃10元と言っている事から4人乗れば40元。

 台湾のタクシーの初乗りは、この約2倍するので、これで商売になるのか?と考えてし まうが、実は目的地は目と鼻の先。数をこなせば商売になるが、この方法で稼ぐのは大変 だ。

「綜合市場」バス停

●山間の温泉「行儀路温泉」へ
 そんな事を考えている内にバスが到着。大型ではなくマイクロバスである。乗客を乗せ るとバスはぐんぐん山を登って行く。

乗車 → 下車 系統 行先 備考
綜合市場→行義路3 535系統 六窟 悠游卡(Easy card)使用可

そして、山間のバス停、行義路3で下車。「行儀路温泉」はバス停の周辺にある。 近くに案内図があったので、日帰り入浴の温泉を探す。

535系統ミニバス

温泉案内

●癒しのひと時
 日帰り入浴施設を探していると、伊豆溫泉生活會館という、どう解釈しても日本の影響 受けまくりの日帰り入浴施設を発見。案内の写真によると露天風呂があるらしい。日本風 の温泉という事もあり、ここなら多分、水着は不要だろう。
 早速、伊豆溫泉生活會館へ行く。まずは入浴の際に水着が不要な事を確認し、入浴料を 確認。気になる料金は200元とのこと。支払いが済むと浴場へ案内される。おお!露天風 呂♪
 そして、湯船を見渡すと、誰も居ない。これは、まさに貸切状態!! 温泉は2つあり、それぞれ温度設定が異なる。ぬるい方の湯船は心地よく長湯に最適。暫 く湯船に浸かり日ごろの疲れを癒す。山間の景色を見ながらの入浴は本当に気持ち良い!!

伊豆溫泉生活會館 山間の温泉
風呂入口 露天風呂♪

●更に北上
 露天風呂を十分に楽しんだ後は、バスで石牌車站まで戻り、石牌車站で台北捷運に 乗り換えて更に北上。終点の淡水車站へ向かう。

乗車 → 下車 系統 行先
行義路3→石牌車站 508系統 蘆洲
石牌車站→淡水車站 台北捷運 淡水

終点 淡水車站到着 淡水車站

●淡水での目的
 淡水での目的は、ずばり夕日。淡水から見る夕日はとても美しいらしい。前回訪れた時 は晴れていたのだが、時間的な都合で夕方まで滞在できなかった。今回は、時間的な都合 は問題なし!後は晴れてくれる事を祈る...

●紅毛城再び
 淡水車站に到着。まだ夕方まで時間があるので、周辺を観光する。まずは前回訪れた時、 改装中で中に入る事ができなかった紅毛城へ向かう。26系統のバスに乗り、紅毛城へ向か う。

乗車 → 下車 系統 行先
淡水站→紅毛城 紅26系統 漁人碼頭

紅26系統バス

場所はよ~く覚えているので、すぐに到着。しかし、またしても門が開いていない!

またしても改装中か?と門の所にある案内板を確認すると
「定休日」
という事が判明。今日は、月曜日だった!や・ら・れ・た(涙)

紅毛城付近の海岸沿いを暫く散歩してから、再びバスに乗って淡水車站へ戻る。

紅毛城 入口は固く閉ざされている
紅毛城付近の海岸を散策 海岸沿いに居た猫

乗車 → 下車 系統 行先
紅毛城→淡水站 紅26系統 淡水站

再びバスに乗り → → 淡水站に戻ってきました

●夕日
 時刻も夕暮れ時、早速、淡水車站付近を散歩する。海沿いに歩道があり、景色を楽しみ ながら歩く事ができる。残念ながら今日は雲が多く太陽は出ていない。
 時折、晴れそうな気配を見せる事もあり、もしかしたら夕日が楽しめるかもしれないと いう期待を抱かせる。

淡水の海岸 海岸沿いの商店

 歩道を歩いていると、漁人碼頭行きの船便を発見。ガイドブックによると、漁人碼頭では 美しい夕日を見る事ができる。夕日が見られる可能性はかなり低いが、駄目もとで漁人碼 頭へ行ってみる事にする。
 窓口で乗船券(50元)を購入して乗り場へ向かう。窓口にて乗船券を差し出すと、出航 まで時間があるとのこと。周辺で暫く時間を潰す。ちなみに、この船、台北市内のIC Card 乗車券である悠游卡(Easy card)が利用可能です。
 出航時刻が近づくと、乗り場へと向かう。暫くすると船が到着。暫く船の旅を楽しむ。

漁人碼頭行き船乗り場 悠游卡端末
船が来ました 乗船!

●漁人碼頭
 夕刻時に漁人碼頭に到着。しかし、残念ながら太陽を望めない。折角来たので、まずは 海沿いのプロムナードを歩く。夕日は望めないが周囲の街灯や吊り橋「大直橋」のライト アップが見事!夕日は拝めなかったが、ここに来たのは正解!十分に楽しむ事ができた。
 漁人碼頭周辺散策を楽しんだ後、淡水車站へ戻る。帰りはバスに乗車。漁人碼頭から淡 水車站までバスが出ている。私がバス停に到着する前にバスが行ってしまうが、すぐに次 のバスが到着。結構本数が多い。約20分で淡水車站に到着。

乗車 → 下車 系統 行先
漁人碼頭→淡水站 紅26系統 淡水站

漁人碼頭 プロムナード 漁人碼頭 全景
吊り橋「大直橋」 プロムナードと大直橋

●夕食
 さて、お腹が空いてきた。台北まで戻って夕食を食べると遅くなってしまうので、淡水 で食べる事にする。丁度、駅に屋台風の食堂があるので、そこで食べる。おでんとご飯の セットを注文。旨い!

淡水駅構内で夕食 おでんセット これがまた旨い!

●昭和の香り
 淡水車站から台北捷運に乗り、台北車站まで戻る。所要時間は約40分。既に時刻は午後 8時を回っているが、まだまだ市内観光を続ける。次に訪れたのは「台灣故事館」場所は、 台北車站の目の前!入口の派手な装飾で直ぐに判ります。

乗車 → 下車 系統 行先
淡水車站→台北車站 台北捷運 新店

 台灣故事館は地下にあるので、入口から階段を下ります。階段には戦前、戦後の台北市 内の写真が飾ってあったり、古い映画のポスターが貼られていて雰囲気があります。
 入口で入場券を購入します。入場券は250元ですが、150元分のクーポン券が付いていて、 館内の飲食店、売店で使用する事ができます。夜の8時過ぎだからだろうか、他にお客さ んは殆ど居ません。明らかにお客より係員の方が多い状態。ちと寂しい感じですが、その 分、館内をゆっくり回る事ができます。
 館内は戦後の台北市内をイメージした作りになっていますが、私にとっては昭和の香り に感じてなりません。古く懐かしい雰囲気が伝わってきます。

台北車站 台灣故事館
愛国看板 温泉旅館
商店街 喫茶店

喫茶店で小休止 喫茶店の窓から駄菓子屋を望む

●本日のラスト
 台灣故事館を出ると、時刻は午後9時。そろそろ疲れた為、宿に戻ろうと考えましたが、 あと1箇所!最後は、高層ビル「台北101」のライトアップを見る!
 再び、台北捷運に乗って市政府車站で下車。

乗車 → 下車 系統 行先
台北車站→市政府車站 台北捷運 昆陽

 台北101へは市政府車站より無料シャトルバスが走っていますが、今の時間は夜の9時過 ぎ。既にバスも終わっている為、10分程度歩いて行きます。台北101は、予想通りライト アップで美しい姿を見せていますが、今回、三脚を持ってきていない為、上手く撮れません。 仕方なく目に焼き付ける事にします。 次回訪問時は重くても三脚を持って行こうかと思います。

台北101のライトアップ 三脚が無いと辛い...

●宿に戻る
 「台北101」のライトアップを見終わると、夜10時前。明日の出発が早いため、そろそ ろ宿に戻る事にする。帰りは台北捷運を使わず、台北101近くのバス停からバスで戻る。 バス停で暫く待つと西門へ行くバスが到着。西門にて下車する。

乗車 → 下車 系統 行先
市政府→捷運西門站 202系統 捷運西門站経由

 西門站まで来れば、あとは徒歩10分で宿に到着。近くの夜市へ行こうかと思ったが、 時計を見ると既に夜の10時半。今回の台湾では、まだ夜市へ行っていないが、前述の通り 明日は早くから行動する。仕方ないと割り切る。宿の近くてコンビニでビールを買って から宿に戻る。
少々の晩酌後、就寝。

西門站に到着 西門站付近


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