8月14日(月)
ドイツ2日目のルート

●早起き
 6時過ぎに起床して7時にHotelのRestaurantに行き朝食を採る。朝食は宿代に含まれて いる為、別料金は不要である。Restaurantは自由席でViking形式になっている。早速席を Keepして食べ物を取りに行く。さすがMünchen、しっかりMenuにソーセージがある。も ちろんGetする。  一通りの食べ物を押さえた所で、いただきまーす。
旨っ!Hotelの朝食でここまで旨いのは始めてである。朝食を楽しんだ後、出かける準備 をしてMünchen Hbfへ向かう。

朝食。ソーセージ旨っ! 宿泊したHotel
Hotel前の風景 連接バスが走る

●Füssenへ
 今日はFüssenへ向かいSchloss Neuschwanstein(ノイシュヴァンシュタイン城)を見学 する予定である。Neuschwanstein城はFüssenにあり、そこまでは列車で向かう。ただ、ロ ーカル線で優等列車は無い。
 今回乗車するのはRE(Regional Express)という種別である。「Express」が付くが急行 料金は不要で、日本で言うと快速列車に相当する。しかしながら、車内設備は良く、日本 で言うと特急レベルに近い。
 München Hbfは上野駅の地平ホームの様な行き止まりのホームで一番後ろに乗客が集中 している。その為一番前の車両に乗車。編成が長いため、車内はがらがらである。一番前 の車両からは運転席が見える。
 快速列車であるのだが、途中までは非電化区間であるものの本線を走行する事もあり、 かなりspeedを出す。走行中、運転席の速度計が見るとなんと140km/hを指している! Diesel Carでこの速度は日本の特急以上である。

München Hbf 7:51 → Buchloe 8:41 RE 32672 for Memmingen

 Münchenから乗車した列車はFüssenまで行かないため、途中駅であるBuchloe bahnhofで 乗Füssen行きの列車に乗り換える。Buchloeに到着したホームの反対側にFüssen行きの列車 が待機していた。2両編成で、まさにローカル線の列車である。時刻表上では5分の乗換 時間があるが、5分程遅れて到着したため、我々が乗り込んだ直後に発車する。Füssenへ と向かう。

路面電車風の車両(Dieselcar) 2階建て普通列車
Memmingen行きのRE(快速列車) Memmingen行きの車内
Memmingen行きの運転席 非電化区間を140km/hで爆走!

 我々が座った車両では何故か北京語で溢れている。周りを見ると6人の中国人が談笑し ている。周りの人より明らかに声が大きく、耳には北京語しか入って来ないため、ドイツ に居る心地がしない(笑)
 列車は本線から支線に入り、先程の高速運転が嘘のようにゆっくりと走行する。車内の 雰囲気とは違い景色は欧州らしい、のんびりとした田園風景が広がる。日本で言うと北海 道の富良野地方の景色に似ているかもしれない。

Buchloe 8:46 → Füssen 9:57 RE 32626 for Füssen

 FüssenからBusでSchloss Neuschwanstein(ノイシュヴァンシュタイン城)へ向かう。 さすが日本人に人気の場所だけあって日本人のグループを見かける。バスの案内も日本語 で書かれているのがあったり、日本人観光客の多さが伺える。周りにいる日本人と世間話 をしているとバスが到着。バスの運賃は片道€1.55である。乗る際に運転士から往復 乗車券を購入する。観光客を満載してバスは発車する。

Füssen行きのローカル線 車窓からは田園風景が見える
Füssen bahnhof到着 Füssen bahnhofの駅舎

●大・行・列!
 15分程でNeuschwanstein城近くのバス停に到着する。ここで殆どの乗客が下車。我々も 下車する。バス停から少し歩くと行列が見えてくる。嫌な予感がするが、見事に的中。 この行列がNeuschwanstein城へのTicket Centerに続いている。まさに大・行・列!!
 さらにNeuschwanstein城は添乗員付きのツアーで見学するため、見学時間も指定されて いる。その為、切符を購入しても見学できる時間はさらに遅くなりそうである。  しかし、この行列を回避できる抜け道が用意されていて、この城は手数料が€1.5 掛かるがInternetにて予約が可能である。この状況が予想できた為、我々は予め日本で予 約している。その際、予約完了のMailには1時間前に来るように指示されている。さらに 1時間以上前に来なければ予約がCancelされる可能性があると警告されているため、我々 は予定した列車の1本前に乗車している。
 とりあえず大行列に並び、N君に予約専用の窓口があるかを確認してもらう。すると、 予想通りある事が判明しそこに向かう。予約専用窓口に向かうと並んでいるのはわずか1 組。あっさりと窓口へ通される。窓口で予約番号を伝えて認証完了。大行列を省略できる のだから予約手数料€1.5はとても安い。
 切符を入手したので早速Neuschwanstein城へ向かう。ここで、予約窓口に1時間以上前 に来る必要がある理由が判明。答えは明確。Ticket CenterからNeuschwanstein城まで45 分程掛かるのである。トイレ休憩後、見学開始時間まで1時間を切ったため、Neuschwanst ein城へ続く山道を登る。山道であるが、観光用の馬車が通る道でもあるので、険しくは 無い。この道をサクサク登ると30分で着いてしまう。見学開始まであと30分ある。うーん、 早すぎた(笑)
 見学開始までの間、周辺で景色を楽しむ。Neuschwanstein城は山の上にあるので、とて も眺めが良い。ドイツの田園風景が一望できる。

Neuschwanstein城へ向かう馬車 土産屋では何故か日の丸が
Neuschwanstein城(その1) Neuschwanstein城(その2)
周りの風景(その1) 周りの風景(その2)
入場券。入場時刻が指定されている 城入口にある改札口

●メルヘンなお城
 見学開始時間になったので、入口に向かう。入口は自動改札になっていて、改札機に入 場券を入れると通れる仕組みになっている。城の入口で全員Audio guideを配られる。Aud io guideは日本語があるので、言葉で不自由する事はない。  尚、城内は撮影禁止なので、残念ながらNeuschwanstein城内の写真は無し。しかし、豪 華絢爛の城内は実際に行って見てもらいたい。城内の壁一面に描かれた絵画や装飾は言葉 を失う程の美しさである。
 見学ツアー終了後、城を一望できるMarien Brucke(マリエン橋)へ向かう。ここから Neuschwanstein城を一望できるだけあって物凄い人ごみである。しかも、この橋、所々隙 間があったりして、かなり怖い。
(注釈に★が付いている写真はクリックすると大きな画像が表示されます)

★Neuschwanstein城 混雑するMarien Brucke

●Downhill Bus
 Neuschwanstein城への往復は歩いて行けるが、バスという便利な選択肢もある。と言う 訳で帰りはバスで下山する。丁度、Marien Bruckeから程近くの場所に麓行きのバス乗り 場がある。既にバス停には長い行列が...
 程なくバスが来るので、これに乗車。大勢の人が乗り込んでいる為、激込みである。あ まりの混雑で次の便に乗ると決め込んでいる人もいる。
 バスは直ぐに発車するが、下山道の入口で停車する。信号が赤になっている。道路が狭 くバス同士のすれ違いが出来ないため、次のバスが登って来るのを待っているのである。 暫く待つとバスが登って来るが中々青信号にならない。
 さらに待つとようやく信号が青になるが、すると後ろのバスが我々が乗っているバスを 追い抜き先に下山道を進んでいく。バスの後部座席で乗客が「おっ先に~♪」と合図して いる。
 うわっ!やられたーー!!!
 下山するとお昼を過ぎている。腹も減っているのでRestaurantへと向かう。雨もぽつり ぽつりと降って来たため、座席が空いてるRestaurantに飛び込む。丁度、屋根がある屋外 の席に空席があった為、そこに腰を下ろす。
席に座った直後に夕立がざーっと降ってくる。危ない危ない。
食後、店を出ると雨が止んでいる。我々にとっては都合が良い天気である。

昼食も、まずはビールから

●Münchenへ戻る
 Neuschwanstein城を見たのでMünchenへ戻る事にする。まずはBusでFüssen bahnhof へ戻るべくバス停を探すが、中々見つからない。バスの待合所があるので、そこに行って みる。中には観光案内所があり、そこでバス乗り場を聞いて無事に解決。しかもバスは直 ぐに来るらしい。これはLuckyである。
 待合所でバスを待っていると外から激しい音が、またしても激しい雨が降ってくる。

「日本人の方ですか?」

と1人の男性が話しかけてくる。
今回の旅行は、日本人をよく見かけるので、既に何度か話している。
まずは「何処から来たのか?」「これからの予定は?」等の話をする。
さらに、話を進める。
 彼は1人でドイツで来ているという事で、既にドイツは4回目らしい。
Füssenには湖を一望できる場所に行けるケーブルカーがあるらしいのだが、この天候で行 くかどうか迷っているとのこと。
 我々はバスに乗り、Münchenへ戻る予定である事を伝えている内にバスが到着。 豪雨の中、バスに乗る乗客が入口で殺到する。私とN君も彼に別れを告げバスに向かう。 バスに乗るだけなのだが、服が濡れる。バスの入口の列に並んでいると、別のバスが隣に 入ってくる。行先を見ると、このバスもFüssen bahnhofへ行くらしい。
 このバスの行先に気がついた我々は、列を離れて隣のバスに乗車。他に数人乗せた後、 バスは発車。最初に到着したバスを追い抜く。
 そういえば、先程、下山する時に乗車したバスと逆の立場である。中々心地良い。バス は豪雨の中Füssen bahnhofへ向かう。

 Füssen bahnhofに到着すると雨が止んでいる。今の雨も夕立であった様だ。駅でトイレ 休憩&KIOSKで本を眺めた後に列車に乗り込もうとすると、先程、バスの待合所で声を掛 けられた人に再び声を掛けられる。天候が回復しているので、これからケーブルカーに乗 ってみるとのこと。

Füssen 15:08 → München Hbf 17:07 RE 32613 for München Hbf

 我々は来た道を戻るべくRE(快速列車)に乗車。
今度は行きと違いMünchen Hbfまで直通で乗り換え不要である。また、行きと違い古い 車両であるが、本線に入るとかなりSpeedを出す。

Füssen bahnhof駅前の風景 München行きの快速列車(その1)
München行きの快速列車(その2) München Hbf到着

●München観光
 München Hbf到着後、München観光に向かう。Füssen観光を早めに切り上げたのも Münchenを観光する為である。
 S-Bahnで昨日の夕食時に訪れたMarienplaz(マリエン広場)へと向かう。Marienplazに は新ゴシック様式で建てれた新市庁舎がある。建物名に「新」が付くが1867年~1909年に 建造されていて、とても歴史がある。新市庁舎の中央に塔があり、その塔にエレベータで 上る事ができる。まず、新市庁舎の1階から4階までエレベータで登り、4階の受付で €2を支払い、さらにエレベータに乗り換え最上階まで上る。
 最上階に到着するとMünchenの街並みを一望できる。とても眺めが良い。Münchenという 大都市であるものの古い街並みがしっかり残っている。

 観光後、一旦宿まで戻る事にするが、宿の最寄駅であるMünchen Hbfまでは、本屋や デパート等に立ち寄りながら歩いていく事にする。Marienplaz bahnhofからMünchen Hbf まではS-Bahnで2駅あるが、街を歩いていると、あっと言う間に着いてしまう。しかし、 当然と言うか、時間もあっと言う間に過ぎ去ってしまい、宿に戻ると既に19:30を回って いる。小休止してから、直ぐに夕食に向かう。

マリエン広場 マリエン広場にある銅像
新市庁舎(その1) 新市庁舎(その2)
Münchenの街を一望(その1) Münchenの街を一望(その2)
聖母教会 マリエン広場を見下ろす

●夕食へ
 今日の夕食はN君に決めてもらう。昨日と同様、Marienplaz bahnhof(マリエンプラッ ツ駅)まで行き、N君が行きたい店を目指す。
 しかし、N君が決めた店は空席が殆ど無く、大人数用の大きなテーブル席しか無い。ま た、その店の店員の態度も悪く、食事する気が失せて店を後にする。店を出た直後、また しても後ろから声を掛けられる。
 急に声を掛けられた為、警戒してしまうが、すぐに落ち着く。顔を見ると今日の昼間に Füssenで声を掛けられた人である。
 1日に3回会うなんて、なんという偶然。我々がこれから食事しようとRestaurantを探 している事を伝えると、彼も同様に食事しようとしているらしい。と言う訳で一緒に食事す ることにする。
 で、店を探す事になるが、我々が昨日訪れて空席が無く諦めた店に行く事に決まる。 今日は空席も見つかり、座る事ができた。Accordionの生演奏もあり、中々良い雰囲気の 店である。
 食事の間、今まで訪れた国の話をしたり、ドイツの他の地方の話等で盛り上がる。 料理もビールも旨く楽しい時間を過ごす事ができた。  食後は市庁舎の夜間撮影を楽しむ。夕食で盛り上がった上に、夜間撮影も色々と談笑し ながら撮影していた為、既に23時を回っている。
 時間も遅くなったので、お別れの挨拶をして我々はS-BahnでMünchen Hbfへ戻る事にす る。宿に着くともう0時である。明日に備えて早めに就寝する。

★新市庁舎のLightup


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